「9/2」
第541話
不定期連載
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2008年9月2日(火)
曇天の蒸し暑い北区の街を運送業務に奔走。無事与えられた全ての任務を完了、スーパー〜八百屋と巡り、晴れ間が差し始めた
路地を抜けて帰宅した。

カーテン越しの光が秋の気配となってしまった静かな部屋で、キャベツの味噌汁を濃い目に作り、わんぼるランチと頂き、
疲労物質が蔓延した体を励まし、晩の米研ぎ〜味噌汁の下準備まで完遂。暫しの昼寝を経て、作業に臨んだ。

PM8:00 本日の目標地点まで無事到達。帰宅し、台所に立つわんぼる君の補佐にまわり、納豆をかき混ぜた。今晩は2匹398円で
買って来た三重産のアジの塩焼きに、チンゲン菜のおひたし、味噌汁は昨日同様、ニン・カボ・ゴーヤで行きます。
2008年9月3日(水)
配達前に降った雨のおかげで、少し蒸し暑さの和らいだ街の中、東から西へと任務に奔走。今日中に終わらせたかった営業所での
小仕事まで無事完遂し、スーパー寄って帰宅。

わんぼるランチ〜晩メシの諸準備と遂行、頭〜足にかけてスカスカ状態の俺は、昨日までの記憶が辛うじて残る脳みそに問い合わせ
指示を仰ぎ今日の工程を確認、作業を開始した。

PM8:30 本日の目標地点まで到達。明日の目標を確認、手足を洗って、帰宅したわんぼる君が焼いて下さった塩サンマ(99円)に、
大分産カボス(4個128円)を搾り、大根おろしと共に頂いた。
「9/3」
第542話
2008年9月4日(木)
久しぶりに気温が下がった今朝の大阪地方。割り当てられた荷物と共にスキッとした影が伸びる北区の街に降り立った私は、
透明な光の中、吹き抜けて行く風にキラメキ混じりの寂しさを感じつつ我がコースに臨んだ。

毎度の如く東から西へと奔走、疲労と引き換えに任務を完了し、スーパー〜パン屋、そしてコーナンと巡り帰宅。ダッシュで
わんぼるランチ〜晩の米研ぎ、味噌汁の下準備と完遂し、画室に移動。購入して来た資材を広げ作業を開始した。

PM8:00 本日の目標地点まで到達。せっかくコーナンまで行ったのに買い忘れがあった事が悔やまれたが、しょうがないわと
立ち上がり、顔〜手足と洗って気分一新、帰宅し、台所に立つわんぼる君の補佐にまわった。

本日は大根・カボスを使うべく三夜連続ではあるが、島根産ツバス(100円!)を塩焼きにし、おひたしはモロヘイヤ、汁はニン・
カボ・ピーマンで行きます。
「9/4」
第543話
2008年9月5日(金)
またしても蒸し暑さが戻ってきた大阪の街を運送業務に奔走、スーパー〜コーナンと巡り無事帰宅。洗濯機回しつつ、
シャワー〜わんぼるランチと移行。ゴロゴロと鳴り始めた雷に洗濯物を部屋に移し、晩の味噌汁の下準備と並行して
298円で買ってきた宮城産のごまサバを煮た。

澄んだ煮汁にひっそりと浸かるサバに喜びひとしお、降り始めた雨の音を聴きながら15分間の昼寝を経て作業開始。

PM7:00 無事、発送作品・第一陣の梱包を完了。荒れた部屋に掃除機かけて気分一新、おひたしのツルムラサキを洗った。
今日も、焼酎にカボス搾って自分を取り戻したい。
「9/5」
第544話
2008年9月6日(土)
ため息まじりに玄関のドアを明けると、シュッと桃色に輝いた雲が浮かんでいた今朝の大阪地方。朝帰りのギャル達を横目に、
北浜の現場目指してペダルを漕ぎ進み堂島川のほとりに出ると、まっ朱色の日輪と目の高さで会えた。

AM11:30 与えられたPタイル洗浄作業を完遂。フラットな床面に行き渡った俺達の思想がもたらす達成感に喜びひとしお、現場を
後にした私は、現在、ギャラリーゼロさんをはじめとする三つの画廊で開催中の“くらき光と色”展に向かうべく、チャリンコで
淀屋橋まで来ていたわんぼる君と合流。

まずは、北浜の集雅堂さん(古美術)・香川画廊さん(洋画)へ向かった。が、私、案内をよく見ておらず、いずれも土曜日休廊だった。
・・すんませんとわんぼる君に詫びを入れ、とりあえず昼メシ処を探しつつゼロさん方面へ向かった。
途中、自分が食いたいという理由から高森さんに何かお土産をと思い、鶴屋八幡で、こしあんと粒あんの最中を購入。
わんぼる君に何か一イベント埋め合わせをと思い、中央大通り脇のせともの町のショーウインドウに一式飾りがあったのを思い出し
案内、高架をくぐり陶器神社(こちらは私も初めて)を参った。陶製の灯篭が楽しい神社で、社務所の富岡鉄斎氏による火用慎のお札
も印象的だった。

結局、メシは靭公園脇の喫茶ボンジュールに入り、わんぼる君はオムレツを、私は焼ソバ定食を食らい、ゼロさんへ向かった。

山田正亮さんのシックな絵画と、ルーシー・リーさんのキノコみたいな可愛く奇麗な瓶?(金属の様な艶はブロンズ釉とのこと)を
正面に、現代作家の矢部奈桜子さん、高橋友さん、桑原正彦さんの落ち着いた色調の作品が配されていた今展。
桑原さんのかなしくもやさしいタッチは簡単そうでありながら、その絵の具の厚みには良質な工芸品の様な心に及ぼす作用が確かに
あって、今日も心地良かったです。なかなか買えませんが欲しいです・・。

しばし談笑し、訪れるお客様と入れ替わりゼロさんを出た我々は、関西切っての建築書店・柳々堂さんの書架が放つ愛を享受、
満たされた気持ちで土佐堀に出て帰路に就いた。

帰宅後、少し休んだ私は、後頭部にボサッとついた寝ぐせに腹を括り、ハサミ・櫛を手に風呂場に向い散髪。軽くなった頭で風呂
掃除まで完遂し充実の一日だった。

今晩は、わんぼる君総指揮のディナーを頂きます。
「9/6」
第545話
「9/7」
第546話
2008年9月7日(日)
丸一日休みとなった本日。腹減ってこれ以上は寝れんという所まで寝て、わんぼる君と“ザ・サンデー”見ながら
目玉焼きをプラスした朝メシを食らった。

片付け・掃除と分担〜完了し、依頼していたGEISAI出展作品の集荷を待ちながら居間のちゃぶ台で、展示にまつわる
事務作業に当たった。

PM1:00 “あれ絶対ホンモンやでぇ”と、なんでも鑑定団見ながら、わんぼる君謹製のカレーうどんを頂いていると、
運送会社の方が到来。玄関先で代金を支払い、無事を祈って見送った。

PM3:30 本日の目標の作業まで完遂。急な雨で濡れたベランダの萩を眺めながらコーヒーを入れ、わんぼる君と再放送の
リンカーン見ながら、松ちゃんの大竹への愛を感じつつ一息ついた。

今日は、本屋に調べ物に行くついでに、外食産業に身を任せ家事から解放されたいと思う。
「9/8」
第547話
2008年9月8日(月)
ささいな雨を交えつつ、涼しいのか蒸し暑いのか分らん天気となった今朝の大阪地方。毎度の如く運送業務〜買い物と終えて帰宅。

“お元気ですか 日本列島”見ながらわんぼるランチを頂き、晩の汁の下準備まで完了。コーヒーとビースティ・ボーイズで気合い
を入れ、昨日同様ちゃぶ台の上に道具を広げて作業の続きに入った。

酸欠と挫折に襲われる度にコーヒーとビースティで己を励まし、PM8:30 本日の目標地点まで到達。
換気扇回して発酵した空気を掻き出し、掃除機かけて気分一新。おひたしのモロヘイヤを洗い、味噌汁の鍋に点火した。

今晩は、わんぼる君が飲み会の為、いつものニン・カボ・いんげんの味噌汁に164円で買ってきた北海道産・秋鮭ハラスを
加えた手抜き料理と冷凍ご飯の単独モードである。焼酎にカボスをおもクソ搾って疲労から自分を取り戻したい。