「10/19」

第586話
不定期連載
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2008年10月19日(日)
二人揃って休みとなった本日。これ以上寝るのもシンドい・・というところ迄寝て起床。日曜美術館みながら朝メシ食らって、
掃除・洗濯と分業。スキッとした達成感を胸に、チャリンコ乗って、先日の民族博物館と同時開催中の“アジアとヨーロッパの肖像”
展を観に中之島の国立国際美術館へと出掛けた。

京阪の新線開通でにぎわう朝日放送の脇をすり抜け、現場に到着。ミュージアムショップから放たれる情報とグッズのキラメキに
気持ちを煽られつつ、エスカレーターを下り展示室へと入った。

歌川国貞の美しい大判錦絵(三代目市川九蔵の刀鍛冶團九郎)で“バシコーン・・!!”と幕を開けた今展。基本的には、民博と同様の
流れで構成されていて、歴史を追いながら、様々な肖像を楽しく鑑賞する事が出来た。

(私的には、今までそんなに好きではなかったシンディ・シャーマン氏の作品に足が止まり、そこに漂う静かな孤独感が心に来た。
また、ニッキー・リー氏による韓国のスケーター、学生、ダンサーを撮影した写真作品も、何気ない表情に自由闊達な気持ちが
感じられてとても素敵だった。)

無事、常設展まで観賞し、様々な作品から打ち込まれた静かな熱意を胸に美術館を出た我々は、真っ青な空の下、ペダル漕いで
いつものパン屋でパスタランチ食らい、買い物済ませて帰った。

今晩は、石川産ハマチ・298円の刺身に、チンゲン菜のおひたし、味噌汁はニン・カボ・アスパラで行きます。
「10/20」

第587話
2008年10月20日(月)
本日から北海道出張のわんぼる君を見送る形で始まった週明け月曜の私。夜明け前の玄関先にてミッションの無事と成功を祈って
手を振り、しばしの間を置き私も出動。いつにもまして朝焼けの空がまぶしく感じられた朝だった。

いつもと何ら変わらん北区の街を集金〜配達と奔走し、任務完了。スーパー〜パン屋と巡って無事帰宅。

丸岡キャスターが伝えるニュースを聞きながら、豚コマ・アスパラ・キャベツで味噌汁作って、納豆、冷凍ごはんと共に、恒例となった
“だんだん”(録画) 観ながらカッ食らった。(ここのところへヴィさを増して行くドラマは、正直メシ食いながら観るには辛かった。)

すっかり重くなってしまった空気を緩和してくれるミヤネっちの明るい声に感謝しながら、茶碗洗って、晩の汁の出しまで摂って画室へ移動。
滞っていた同時進行の別件作品に着手した。

PM6:30 ひとまず今日はここまでと筆を置き、窓を大きく開けて道具片付け、画室を脱出。ニュースつけて、ダシ汁の鍋に点火した。

今晩は130円で買ってきた高知産の平子イワシをダシ汁・キャベツ・セロリ・生姜・酒で煮て味噌を溶いた料理に仕立て、納豆・冷凍ごはん
と共に頂こうと思います。
「10/21」

第588話
2008年10月21日(火)
イレギュラーな集金〜配達・集荷とあれこれ翻弄された本日の運送業務。何とか無事に任務を終え、いつもの如く食材求めてスーパーへ。

今日も昼・夜共に、味噌汁に全ての具材をぶち込んだ手抜き料理で行こうと、やる気満々で買い物に臨んだ私だが、生憎、味噌汁向きの
リーズナブルな魚が120円の平子イワシか、250円のサゴシしか見当たらなかった。

手抜き料理とはいえ、二日連チャンでイワシもなぁ・・かと言って、サゴシ丸一匹は一人分には多いわ・・とカゴ片手に暫し逡巡。

同等の価格ラインの豚コマや鶏ムネ、手羽中も考えたが、当方、歳のせいか、魚の食い過ぎか、晩に動物性油脂を摂ると、どうも
調子が良くないので、結局、価格・量・胃もたれのバランスが一番適当に思われたサゴシで昼・夜行く事に決定。八百屋まで巡って
帰宅した。

一応、昼、夜と分けて浸けておいたダシを大きめの鍋に一つにし、“言葉おじさん”の話を聞きながら調理開始。毎度の如く、生姜・
酒でサゴシ煮て、キャベツとシロナ入れて完成。とりあえず昼メシ分は、お椀で味噌を溶く事にし、冷凍ごはんと共に“だんだん”
見ながら頂いた。(今日もハード&へヴィな内容やった。大丈夫なんやろかと思いつつ、明日の録画を予約をした俺だった。)

PM7:00 本日の目標地点まで無事到達。“アキレス最後の戦い”のハイヴォルテージなサウンドにのせて画室から脱出。道具を片付け、
ニュースに移行し、残り半分のシロナを洗った。
「10/22」

第589話
2008年10月22日(水)
与えられた業務を完遂し、予報よりも早く降り始めた雨の中、スーパー〜八百屋と巡り帰宅。

晩の諸準備と並行し、豚コマとキャベツで味噌汁作って、NHKニュース〜ミヤネ屋と見ながら頂いた。

PM6:00 本日の目標地点まで作業を進め、画室を退出。味噌汁の鍋を点火した。

今晩は、トビウオの刺身に、納豆、トマト、おひたしはチンゲン菜で、味噌汁はニンジン・カボチャ・セロリ・インゲンと野菜
を強化して、出張から戻るわんぼる君を迎えようと思います!
2008年10月23日(木)
断続的に降る弱い雨の中、配達に勤しみ、買い物済ませて帰宅。

ニュース聞きながら豚コマとキャベツで味噌汁作り、録画しておいた“だんだん”見ながら頂いた。

晩の諸準備〜暫しの昼寝を経て、バケツに水汲んで画室に入場。作業を開始した。

PM7:00 かなりの苦戦状態となった目の前の画面に意味不明のヤル気を喚起されながら、明日の作戦を立て、濁りまくったバケツ
持って画室から退出。炊飯を開始して道具を片付けた。

今晩は、わんぼる君のお土産の羅臼産・真ホッケの開きを頂きます!
「10/23」
第590話
2008年10月24日(金)
微かな雨に始まり、うす曇りとなった本日の大阪地方。あてがわれた配達業務を終え、毎月恒例の各種払い込みをこなしつつ、
スーパー〜パン屋と巡り帰宅。

(帰り道、雲の切れ間から光が射して、一瞬だけ草木が鮮やかに見えたのはとても嬉しい出来事だった。)

持ち帰った制服を洗濯しつつ、キャベツの味噌汁を作り、久方ぶりのわんぼるランチと共に“だんだん(録画)”見ながら頂いた。

“つづく”の文字まで見届け、ほうじ茶すすって立ち上がった俺は、“ブランキー・ジェット・シティ”をかけ、響き渡るベンジーの
野獣の様な咆哮に乗せて茶碗を洗い、250円で買ってきた三重産のゴマサバを煮た。

PM4:20 暫しの睡眠を経て、バケツに水汲んで画室へ入場。問題点を露呈したままの画面を前に、己の指示に従って作業を進めた。

PM6:00 不意に画面から聴こえ始めた完成の声に一瞬耳を疑ったが、この声に応える喜びは間違いなく今しかないと判断。筆をおく
ことを決意し、“レッド・ツェッペリン”かけて心に射した光を祝福した。
「10/24」
第591話
2008年10月25日(土)
PM1:00 難波の現場・カーペット〜ガラス清掃終了。

高架下の天一で“こってり”とライスを食らい、タワレコと巡り、念願のCD(“ZAZEN BOYS 4”)を買って帰宅。
ほうじ茶とみかんで一息入れ、暫し昼寝した。

PM4:45 グォーッと起き上がり、湯沸かしてコーヒーを抽出。再放送のTVチャンピオン見ながら洗濯物を畳み、台所を司る
わんぼる君の補佐に回った。

今晩は、久しぶりにビールを飲もうかと思う。
「10/25」
第592話