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第691話
不定期連載
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2009年1月30日(金)
昼から雨とのことで温かく感じられた今朝の大阪地方。いつもより衣類減らして任務に出た私は、節々に感じられる身軽さに喜び
ながら集金・配達と奔走〜無事完遂。しょぼしょぼと降り始めた雨の中、買い物済まして帰宅。

一週間の業務を終えた制服をザバザバと洗濯しつつ、晩の諸準備を進め、わんぼるランチへと移行。本日分の“だんだん”まで
見届けた私はニルヴァーナ(ラストアルバム・8曲目)かけ、登場人物が心に残して行った薄汚さを洗い流し、茶碗を洗浄。

脱水まで完了した制服を加湿ついでに部屋に吊るし、タイマーかけての昼寝を経て画室へ移動。妄想では凄かったはずのアイデアを
ニョロニョロと帳面に描き記した。

PM6:00 現実の重力に笑顔を失くしつつ帳面閉じて画室から脱出。外の雨の音聞きながらおひたしの小松菜を洗った。

今日は、とてもきれいな瞳をした大分産の太刀魚が一匹399円で出ていたので、2枚卸しにして貰って来た。半身は刺身で、骨側は焼いて
食おうと思う。
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2009年1月31日(土)
AM11:30 本日のビル清掃・北浜の現場Pタイル〜フィルター洗浄終了。

微かな雨の中、チャリンコ漕いで堺筋のモスに入店。ロースカツバーガー・オニポテセットを2階席でゆうゆうと食らい、
ヘラヘラと帰宅。着て帰ってきた作業着を洗濯し、疲労に手を振り暫し昼寝。

PM3:30 ぐおっと起床。南京町に行っていたというわんぼる君のお土産の胡麻団子をウーロン茶で美味しく頂き、気分一新。
画室へ赴き、月曜の撮影に備え作品を梱包した。

今晩はわんぼる君謹製・アジの甘酢あんかけとのこと。(何工程もある料理、自分じゃ絶対せんなぁ・・) 有難く頂きます!
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第692話
2009年2月1日(日)
丸一日休みとなった本日。所さんの目がテン観ながら朝メシ食った我々は、現在、京都国立博物館で開催中の“京都御所ゆかりの至宝”
展を観るべくそそくさと身支度済ませて出発。新快速乗り込みいざ京都へと向かった。

うっすらと雪をかぶった山を遠目に、澄んだ光を浴びながら塩小路から七条通りと歩き京博到着。高鳴る胸を抑えつつ、思いの他賑った
展示室へと入った。

以前、京都駅で見掛けた本展告知のポスター(伝狩野永徳筆?とされるジャコウネコの障壁画)が気になって臨んだ今展。御所の至宝とは
いえ、場内に並んだ茶華道〜仏具、飾り金物、障壁画とそのどれもが、作り手の思いがこもったポップなものばかりで、階級の垣根を越
えた瑞々しい感動が伝わって来てとても楽しかった。

(旧御所所用仏具の舎利宝塔の八角の屋根とても可愛かった。ジャコウネコの絵をはじめとした一連の障壁画はやっぱり素晴しかった。
山楽説もあるというそれらの筆致は、バッサリ感と的確さをあわせ持った見事な天才ぶりで、繊細でありながらも軽々と描かれた猫や
牡丹にはすっかり持って行かれた。障壁画や飾り金物が本来納まっている建築の写真や映像が紹介されているのも良かった。)

ハッとした覚醒を気の済むまで楽しんだ我々は、思い出の印に絵葉書を購入。素敵な思い出を胸に会場を後にし、明るい光を浴びながら
元来た道を戻り、塩小路の新福菜館であったかなラーメン食って帰阪。地元商店街で買い物して帰った。

今晩は、シャケ焼いて、おひたしはカブ菜、味噌汁はニン・じゃが・白菜で行きます。
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第693話
「2/2」
第694話
2009年2月2日(月)
明るい光が差し、いつもより温かく感じられた本日の大阪地方。月曜の始動感が心地良い街の中、運送業務に勤しみ、定食屋で
鶏カラ甘酢あんかけ・ナマス・ごはん中・味噌汁食らい、スーパー寄って帰宅。

さっさと晩の米研いで、梱包しておいた作品引っ提げて浪花区のスタジオPIXさんへと向かった。

PM4:30 無事、デジタル情報に置換された我が作品に一段落着いた気分で、お茶を頂き歓談。申し訳なくも車で送っていただき
我が家へ帰還。(西の空の明るさに春の予感がして何とも嬉しい帰り道だった。)

持ち帰ってきた作品を昨年撮影を終えた作品と共に搬入モードへと組み替え、台所へ移動。炊飯を開始し、おひたしの水菜を洗った。

今晩は、明日から北海道へ出張となるわんぼる君の無事と任務の成功を祈って、いつも通りの晩飯(平アジの刺身に、昨日のシャケの
残り、ニンジン・さつま芋・白菜の味噌汁)で乾杯しようと思う。(・・私も頑張ります!)

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第695話
2009年2月3日(火)
北海道へと出向くわんぼる君をマンション下で見送り、始まった本日の私。(あちらでの移動レンタカー車中でかけたいと言って、
ブランキーとブルーハーブのCDを喜んで持って行ったわんぼる氏・・。きっとミッションは成功すると思うよ!)

イレギュラーな流れに忘れかけていた緊張感を伴いつつ、身支度〜戸締りと遂行。暗がりの中ペダル踏み込み、いざ出勤。

ぬくいのか寒いのかよう分らん街の中、任務に勤しみ無事完遂。予報よりも早く降り始めた雨の中、いつもの定食屋へと赴き、
サバ煮・ポテサラ・ごはん中・味噌汁と食らい、買い物済ませて帰宅。晩のダシ取り〜昼寝〜掃除とステップを踏み、画室へ入場。
帳面開いて、ニョロニョロとエスキースに勤しんだ。

PM6:00 帳面上に現れた図像が醸す期待と不安を無視し、明日の段取りを心に刻んで台所へ移動。ニュース・スクランブル聞きながら
おひたしの小松菜を洗った。

今日は節分やけど、一人で巻き寿司食うのも何か盛り上がらんので、せめてもと思い、塩がまびりついた千葉産のイワシを買ってきた。
グリルで焼いて酒飲みながら食おうと思う。味噌汁はニン・さつま・白菜で行きます!
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第696話
2009年2月4日(水)
我ら労働者にとって着れば暑く、脱げば寒い天気となった本日の大阪地方。立春とあってか一段と明るさを増した光に気持ちを煽られ
ながら任務に奔走〜無事完遂。

いつもの定食屋で鮭フライ・ひじき煮・ごはん中・味噌汁食らい、スーパー〜材木屋と巡り、角材の加工頼んで帰宅。

掃除・洗濯〜晩のダシ取りと遂行し、画室へ入場。ベニヤ板引っ張り出してパネルの作製に入った。

PM5:00 ひとまず作業中断。材木屋へと赴き、頼んでおいた角材を引取り帰宅。買いたての角材に早速ノコを入れた。

PM6:30 無事接着まで漕ぎつけ画室を脱出。ダシの鍋に火をつけ、おひたしの小松菜を洗った。今日は198円で買ってきた和歌山産の
マグロの剥き身を、ニン・さつま・白菜・玉ネギ・生姜・酒と共に味噌汁にして“だんだん”観ながら頂こうと思う。
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第697話
2009年2月5日(木)
出勤前、緩んだメガネのネジを締めようとした時、フレームにヒビが入っている事に気がついた。傷だらけのレンズと共にそろそろ
ヤバイとは思ってはいたものの、何とか3月の展示が終わるまでは持ち堪えて欲しかったのだが・・。

悲嘆に暮れてもしょうがないので、1個前の少し度が合わないメガネ(全くの同型)をかけて出勤。軽い頭痛を無視しながら配達業務に
勤しみ、とりあえず任務終了。

展示の足しにしようと思っていた所長が買って下さった絵の代金をメガネ代にあてがう事を決意した私は、低いテンションでチャリを漕ぎ、
梅田へと向った。

ひとまず阪急高架下の定食屋で、日替わり(焼き鮭・卵焼き・小松菜煮浸し)食らい己を励まし、大阪に来てからずっとお世話になって
いる掛かり付けのメガネ屋へと向った。幾度となくレンズ割ったり、フレーム折ったりとして来た私であるが、今回の酷使状態のメガネを
お店の方に見せるのはかなり勇気がいった。が、店員さんは俺の身なりと同じトーンのそれに納得したのか、何も聞かず穏やかに対応
して下さり、俺は有難さを噛み締めながら日頃のハードユーズを反省した。

やさしい空気の中、無事、検眼終了。来るべき老眼に備え、軽めのセッテイングを施してもらった私は、店員さんが1個前のフレームに
移してくれた傷だらけのレンズが入ったメガネをかけ、昼下がりの再開発エリアをすり抜け、買い物済まして帰宅。

ため息〜諸家事へと移行し、気分一新。画室へと赴き、作業を開始した。

PM7:00 無事、キャンバスの作製まで完了。ニュース聞きながら道具片付け、おひたしの水菜を洗った。今晩は昨日同様、ニン・さつま・
白菜の味噌汁に99円で買ってきた平子イワシを入れ、葱をたくさん散らそうと思う。