第706話
不定期連載
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2009年2月14日(土)
丸一日休みとなった本日の私。ライブ版の“だんだん”見届け、朝メシ〜片付け・掃除・洗濯と分担、完遂。わんぼる君が入れてくれた
コーヒーで諸家事達成の喜びを噛み締めた俺は、スピーカーとハサミ持って風呂場へ移動。

“ザ・クラッシュ”の“サンディ二スタ!”打ち鳴らし、ボーボーに伸びた毛を散髪。冬毛モードの頭に別れを告げた。

PM12:30 無事、風呂掃除まで完了。ベランダの明るさを横目に、軽めの装いで二人して外出。あたたかな光を浴びながらトコトコと行脚
かまし、高架向こうのラーメン屋で昼メシとした。

ネギ・もやし多目に餃子、ライスと食らい、カウンター併設の焙煎豆屋で300円のブレンドを摂取。ラーメンの油を胃になじませながら、
買い物へ向うわんぼる君と別れて帰宅。

米研ぎ・ダシの準備と済ませ、画室へと赴き、3月の展示の諸業務〜最後の一山となる作品の制作に掛かった。

今晩は、カツオのタタキに水菜のおひたしとのこと、自分に負けぬよう頑張って行きたい。
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2009年2月15日(日)
作業中は汗ばむ程の陽気となった本日の大阪地方。PM2:00 東大阪の現場・Pタイル〜カーペット、エアコンフィルター洗浄作業完了。

地元駅のTSUTAYAで買い物帰りのわんぼる君と合流。パン屋に入り、ぶどうパンとコーヒーで疲労を勇気に転換。よっしゃと意気込み
帰宅〜洗濯、画室へ移動。いざ絵筆をとり、昨日の続きを開始した。

ノン・ミュージック状態で画面上のアクを取り続けながら、ゴール目指してひたすらダッシュかましてPM6:50 画面が発する完成感を
キャッチ!! やったよ〜とわんぼる君呼んで、レッドツェッペリン爆音でかけて祝福。

うねりを上げるギター・リフに乗せてドロドロのバケツ持って洗面台へ移動、蛇口ひねってザバザバと諸道具を洗った。

明日からいよいよ(お客さんゼロでも)清隆祭り始まります。俺一人でも盛り上がってるんですが、私のビッグマウスの根拠がどの程度の
物なのか興味ある方、よろしければお立ち寄り下さい! インスタントコーヒー入れさせて頂きます!!
第707話
第708話
2009年2月16日(月)
再び気温が下がった週明け月曜の大阪地方。“聞いて無いよー!”な雨がパラつく中、集金〜配達と勤しみ任務完遂。スーパー〜パン屋と
巡り、一旦帰宅。晩の諸準備〜わんぼるランチと済まし、ネスカフェ用具一式バッグに詰め込んで、いざ出陣。地下鉄乗り込み長堀橋へ
と向った。

PM3:50 BULLET到着。ヤカン・コンロ・ポットと取り出し、湯沸かして準備完了。ひとまず、BULLETさんとネスカフェすすり、気持ちを
落ち着けた俺は、文庫本のページ繰りつつ、来そうに無いお客さんの到来を待った。(カウンターの上のスピーカーからは、ビートルズ
が静かにかかっていて、俺は一日目がこのまま終わっても悪くはないかもと思い始めていた。)

いつの間にかボウズの覚悟も決まり、なぜ自分がここにいるのか忘れかけていたPM5:30 チリンとドアの開く音がし、振り返ると仕事帰り
のOLさんの姿があった。こまめさんの所で展示を知ったとの事だった。何とも嬉しい限りである。己の職務を思い出した俺は、ネスカフェ
ゴールドブレンドを匙で掬い、ポットかたむけて掻き混ぜ、差し出し、お話を伺いながら作品の解説〜制作意図と話した。

どうもお茶の素養がある方らしく、俺のしょうもない話にも、粋な頷きで返答して下さり、静かに豊かな一時だった。
戸口までお見送りした後、テーブルに戻ると、ネスカフェの湯呑みが奇麗に飲み干されていて、申し訳無さと感謝で胸が詰まった。

今晩は、とても有難い事にわんぼる君謹製のおでんが待っている。当方の担当は炊飯・おひたし・味噌汁のみである。チャッと帰って
勤しみたい。
2009年2月17日(火)
忘れかけていた冷え込みに懐かしくなりながら、あっちゃこっちゃと任務に走った本日の私。カキン!と冷え込んではいるものの
明るい光と花粉を含んだ空気はやはり春で、そこに冬の寂寥感はもう無かった。

日頃お世話になっているビル清掃の強力な面々が展示を観に来てくださるとの通達を受けていた本日。(何と、現在人気ラーメン店の
店長を務める先輩までもが仕事の合間をみて来てくださるとの事・・!!)
とりあえずいつもの定食屋でアジフライ・中・ミソと食らって活力を補った私は、買い物済まして一旦帰宅。荷物置き、節約を兼ねて
チャリ漕いで長堀橋へと向った。

クシャミかましながらペダル漕いでBULLET到着。意外にも“遅いぞ!!”と待ち構えていた嬉しい面々と滅多に無いシチュエーションでの
ミーティングにワオッと高揚しつつ、上着脱いでヤカンに点火。ネスカフェの用意に勤しんだ。

ゴールドブレンド差し出しながら伺ったリアクションは見事に的確なツッコミを交えながら驚くほど作品のディティールにまで及んで
いて、その感度の良さに制作背景の解説(弁解?)もハイテンションとなった私だった。

帰り際の“また呼んでや”の言葉が社交辞令でない事を祈りつつ、有難さと恥ずかしさ混じりの温かい気持ちで一杯になりながら、
帰って行くみんなを見送った。私的には、“(部屋を作品で)一杯にせんねんなー”という言葉がハッとして嬉しかった・・。

その後は、結局、閉店まで文庫本タイムとなってしまったが、もったいない程充分過ぎる一日だった。今晩も、わんぼるおでんの恩恵に
授かり、水菜のおひたしと冷凍ごはんでチャッチャと行きます。
第709話
2009年2月18日(水)
昨日に引き続きなかなかの冷え込みとなった本日の大阪地方。無事、与えられた任務を完遂し、スーパー寄って帰宅。
速攻で晩のダシ取り〜わんぼるランチと遂行し、チャリ漕いで出動。いざ会場を目指した。

有難い事に用意していった文庫本を開くことなく、ネスカフェを入れ続ける事が出来た本日。

いつもお世話になっているスタジオPIXの皆さんの来訪に始まり、何の予告も無しに我が運送会社の同僚がフィアンセを連れて立ち寄って
下さったりと普段ではあり得ないシチュエーションでもったいない程有難い時間を過ごす事が出来ました。
さらには直接お会いできなかったものの、在阪のお目利きの方からは“観てますね〜!!”なマニアックにキラめいた御感想を頂く事が出来、
その確かな反射は、遠い星からの通信の様で、とても素敵なコミュニケーションだったと思います。

明日も頑張ってネスカフェ入れます。今晩は、残り少なくなってきたわんぼるおでんと、288円で買ってきた和歌山産ビンチョウマグロの
刺身に、おひたしは水菜で行きます。
第710話
2009年2月19日(木)
今日も割かし冷えた大阪の街。無事、任務を終えた私は買い物・ダシ取り・わんぼるランチと遂行し、夕方からの雨に備え、ビニ傘
ぶら提げ地下鉄に乗車。開始4日目となった展示会場へ向った。

我が運送会社の先輩夫婦の来訪に始まり、誠実な美術探求者とネスカフェをすすりながら思うがままに喋り続けた本日。思っても無い事
を喋ることだけはイカンなと実体験と思考回路を練り歩き、言葉を探し、うおりゃっと放り投げ、返球を受取り、偉大なる先駆者の軌跡
に想いを馳せ、とそんな我々やったと思います。

油断するとすぐに立ち現れる嘘や憧れ、模倣、それらを乗り越えて更なる道を目指したいです。明日も頑張って湯沸かします。
居ない間にいらして下さった方々、感謝です!!

今晩は、わんぼる君の方が先に帰っている模様・・。はよ帰ってアジ(長崎産298円・三枚卸し皮引き状態)切ります!!
第711話
2009年2月20日(金)
少しだけ残った雨で始まった今朝の大阪地方。週末・二十日とあって忙しない街の中、集金〜配達と軽くテンテコ舞いながら駆け回り、
何とか任務完遂。毎度のスーパー寄って買い物済まし、ひとまず帰宅。

晩のダシ取り〜わんぼるランチと遂行し、ペダル踏み込み、いざ出発。西に傾き始めた日射しがコントラストをつける都市構造物を
すり抜け、我が職務が待つ長堀橋へと向った。

PM3:50 BULLET到着。チャリ漕ぎで熱を帯びたニットキャップ脱ぎつつ、芳名帳の新たな記名に感謝!まずは会場を軽く掃除し、
湯沸かしてネスカフェで一息。気を落ち着けた私は、閑古鳥の鳴く声を聞きながら、静かに文庫本のページを繰り、展示5日目を
過ごした。

閉店間際PM5:50 チリン〜とドアの開く音、振り返るとわんぼる君だった。身内とはいえ、初来廊のリアクションが気なるところ・・
任務を思い出した私は、ひとまずネスカフェを入れ、差し出し、遠目に様子を伺いながら概況を把握しつつ閉店の準備に勤しんだ。

詳しい感想はまた聞くとして、電車で来たわんぼる君をお見送りし、表の看板を収納。カセット・コンロの安全を確認し、BULLETさん
に挨拶。残り2日への思いを新たにペダルを踏み、仕事帰りの人々や居酒屋の明かりをすり抜けて我がホームタウンへと帰った。

今晩は、カマスの開き焼いて、大根おろしに小松菜のおひたし、納豆、味噌汁は毎度のニン・さつま・白菜で明日・明後日に向けての
英気を養いたいと思います!
第712話