第748話
不定期連載
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2009年3月28日(土)
日付変更まもなく、職務から帰還。入浴〜睡眠と暫しの休息を経て、再び出動。難波の現場へと赴き、ガラス清掃に勤しんだ。

AM10:30 カキン!と透明になったガラスの連なりに喜び反射。片付け済まして現場を後に、動き始めた街すり抜けてタワレコ〜ジュンク堂、
一頻り試聴・立ち読みに耽り、脳内情報更新、一満足してホームタウンへ帰着。

マンション下の居酒屋で煮魚定食(本日、サバ煮)頂き、チャリンコ乗ってパン屋〜スーパー〜再び帰宅。作業着洗濯しつつ、明日からの
上京に備え植木鉢に給水器セット。わんぼる君が出勤前に研いで行ってくれた米を釜に仕込み、玄米茶で一息ついた。

今晩は、平アジの塩焼きに大根おろし、納豆、チンゲンのおひたしで明日に向けて調子整えます!


追伸:中板橋のrojicafeで開催中の展示「新しい日々」がいよいよ明日で最終日を迎えます。明朝、私とわんぼる君も270km/hで上京、
   開店時には会場入りします。16:00からはゲストに漆芸家の荒木光信氏を迎え、作品解説を中心に座談会を催します。通常通り
   ワン・オーダーで参加出来ますので、どうぞご気軽にお越し下さい。(2階展示スペースの客席が11席の為、万が一満席の場合は
   ご了承下さい。)
   
   ここで明日、座談会ゲストを快諾して下さった漆芸家・荒木光信氏の紹介をさせて頂きます。
   
   荒木氏と私は、大学時代の同級生(実は同郷の福岡県出身)で共に工芸科で学び、氏は漆芸を、私は染織を専攻しました。大学入学
   から実に16年来、お互いとその作品の変遷を知り合う仲であります。
   
   そのような荒木氏に今回、座談会のお相手を依頼したのは、氏が工芸〜美術、音楽、果てはプロレス、(・・余談ですが、学生時代、
   我が専攻のアトリエを抜け出し、事ある毎に、荒木氏の邪魔をしていた私は、作業中にも関わらず氏がサービスして下さるアントニ
   オ猪木氏や長州力氏のモノマネに何度笑いと勇気を頂いた事か・・!)と大変フラットな視点を持ち合わせた上で、漆芸という永い
   伝統を有する素材と技術を用い、スッ・・と心に響く作品を作り続けていることに対する憧れがあった事と、何かにつけ、言い訳し
   たり、些細なことで恩着せがましい態度に出たりする自分を戒めたいという理由があったからです。

   氏の作品がいかに容易に作られていないかは実際に作品を観ればすぐに解るのですが、そんな材料や技術の枠を越えて届けられる
   心意気は、雪解けに現れたつぼみの様にやさしくて強いです。

   大変お忙しい中、無理を訊いて下さった荒木氏、そしてrojicafeのみなさまにこの場を借りて心から感謝申し上げます・・。

   荒木氏の記事が古美術・工芸の月刊誌「目の眼」('07 2月号)の作家訪問のコーナーに掲載されています。明日私も持参しますが、
   大型書店ならばバックナンバーありますので是非ご高覧下さい。
    
第749話
2009年3月29日(日)
AM9:03 のぞみ102号 東京着 山手線〜東上線と乗り継ぎ、中板橋下車。

駅前にほころぶコブシに和みつつ、踏切前のパン屋で明日の朝食を購入。コーヒーで一息ついて、裏路地てくてく宿へと赴き
荷物預け、気分一新。いざ、rojicafeへと向かった。

3週間ぶりのスタッフの方々にご挨拶。開店直後の清々しい店内、朝の光がきれいな内に撮影済ませ、1階席で早目の昼飯。
(わんぼる君はハマグリのカレーを、私はメダイの粕漬けのランチを頂きました。メダイはじめ、カブの三杯漬け、山ウドの天ぷら、
三つ葉の味噌汁にほうじ茶と、どれも素材〜調理に“キュッ”と込められた気持ちが届いてきて、移動滞在中の身である我々には
猶のこと有難く響きました。)

すっかり和み落ち着き、座談会の準備まで整えた私は、今まで電子の世界でしかコミュニケーションの無かった同業者・二艘木洋行さん
と初対面〜感謝・御礼! 残念ながら本日は仕事の為、座談会出れぬとの事で時間の許す限り語らい、お互い“何か”を確認。

PM3:30 到着した荒木氏と入れ替わる形でお見送り、カフェご利用のお客様一組のみとなった100%アウェイなシンプル極まりない会場に
一応、懸念していた“テンテコ舞い”を免れた安心と、現実の厳しさを受け止めつつ開始時刻の到来を待った。

PM3:45 そんな会場に息切らして駆け込んで来た男性が一人‥。見ると昨年のGEISAIで初めてお互いを確認した同業者・山口洋佑さん!
何とお仕事から脱け出して来たとのこと‥! そんな人あんただけですよ!とこみ上げる喜びと笑い堪え、PM4:00 実質、お客様一人の
座談会が始まった。

まずは荒木氏の紹介〜今展のおおよその意図〜個別の作品解説へと移行。カフェご利用のお客様の途中退出・・!! という悲しみを乗り
越えながら、荒木氏の予測不能な質問に、おのれの心と記憶を照合しながら返答。山口氏のケースを伺いながら、終了時刻のPM5:00到来。
(その後も3人一つのテーブル寄り合い、結局閉店まで談義は続いた。)

PM8:00 展覧会無事終了!梱包作業開始。
(ここで驚いた事に名倉さんから作品所望の申し出が‥!! 申し訳無さと感謝が染みました‥。)

とりあえず、またもや、わんぼる君の多大なる応援に助けられながら“ぬおりゃっ”と梱包作業に勤しみ、現状復旧完了!!

名倉さんがセッティングして下さった鶏やらネギやら具沢山の鍋を、本日格闘したみんなで囲み、乾杯!! 集中力でぐおっと頂き、喋り、
耳を傾け、笑い続け、PM0:00 話したり無さを感じつつ会はお開き、自己の多大な問題点とみなさまへの感謝を噛み締めながら展覧会
「新しい日々」はひとまずゴールに到達。

わんぼる君に感謝では到底足りない思いで謝りながら真っ暗な路地を歩き、宿へと帰りました。
2009年3月30日(月)
AM6:50 ゆとりある睡眠から起き上がった私は光だけが入る窓から外の平和を想像。浴槽に湯をため気の済むまで浸かり〜思考放棄。

AM8:15 わんぼる君と共に連ドラの“つばさ”眺め、新しい日を受諾。自参したトマト、林檎に、紅茶、昨日買って来たぶどうパンと
食らって思考開始。

何の予定も立ててなかった本日。どっか行きたいとこある?と聞くと、渋谷のタワレコの本屋との返答。よっしゃ。そこ行こ! と暫し
休んで身支度〜出発。平日の流れゆく環七横目に電車乗り込み、いざ渋谷へ。

平日朝の空いた店内ウロウロ〜立ち読み。続いてH&Mが見たいとのことで、公園通り登坂。現れた丹下さんの名建築に改めて感じ入り、
間近まで接近。何と本日、ミニバスケットの全国大会でエントランスのドアが開け放たれているではないか!! 慌て興奮〜生唾飲み込み
入館!・・うわっ!!!と目に飛び込む天井の美しさと迫力に驚き、視界に収まり切らない全体を必死で把握。スロープぐるーっと回り
ドンドン移り変わる曲線美を堪能した。

PM12:30 こうして思いもよらぬ建築探訪〜H&Mの確認まで終えた我々は東京駅へ移動。

駅構内のカレースタンドで昼食とし、生ビールで乾杯。野菜サラダ、福神漬け〜野菜ごろごろカレーと頂き、軽い酔いに包まれながら
PM2:13のぞみ179号乗車。ゆっくりと動き始めた窓の外の風景眺めながら、我が日常へと運ばれた。

いろいろと思う事のある、苦いながらも様々な収穫があった今展。お忙しい中、足を運んでくださったお客様、わがままな私にお付き合い
下さった漆芸家の荒木氏、それを許してくださったrojicafeのみなさん、そしていつも支えてくださるわんぼる君に感謝では足りない思い
で一杯です・・。

みんな本当に一生懸命で、ひたむきで、私もみんなに負けない様、恥ずかしく無い様頑張って行かねば・・。これからもどうぞよろしくお願い
致します・・!
第750話
第751話
2009年3月31日(火)
年度末ということで、日常を取り戻すには少々テンテコ舞い過多となった本日の運送業務。やらねば終わらぬ手元の職務を
1個づつ潰し、ひょえ〜と完遂。スーパー〜八百屋と巡って無事帰宅。

何かミュージックを・・とストロークスかけて、心甦らせて米研ぎ・ダシ取り。さすがにわんぼる君には弁当作りをお休みして
頂いた本日。豚肉とキャベツでサッサと味噌汁作って、納豆、冷凍ごはんと共に、終盤のミヤネ屋〜NHKニュースと眺めながら
体に配送。

ポンカンむしって玄米茶すすり、マイケル・ジャクソンかけて己を激励。これまたやらねば終わらぬ展示後の諸業務に着手した。

PM7:00 奇麗になったんか荒れたんか、ようわからん部屋の底で、今日はここまでと決意。励ましサウンドをニュースへと切り替え、
家事開始、おひたし用の小松菜を洗った。

今晩は3切れ297円で買ってきた長崎産のブリを焼こうかと思っていたけれど、急遽面倒臭くなったので、ニン・ジャガで下準備まで
やった汁に、酒・おろし生姜と共に放り込むことにした。キャベツも入れて青葱バンバン散らしてゴージャスにしたりますわ!