「高麗橋作業報告」

2007年5月12日(土)
AM7:00 社員の方と二人で高麗橋のビル・カーペット洗浄、作業開始。
気温の上昇に伴い、ダイエット・シーズンの到来を感じる。
AM9:00 想定外の暑さにシリアスな汗を流していた我々に日常清掃のオバチャンから差し入れを頂く。
我々の目は輝いた。
贅沢にも、500mlペットボトルのカフェオレとパンだった。
しばし、休息を取り、作業再開。
PM0:50 キリのいいところで、昼食へ。
堺筋の定食屋で、肉じゃが定食 600円にした。
ミソ汁をすすると、汗で失われた電解質が補われている様に思えた。
100均でペットの水500ml買って控え室で休む。PM1:30作業開始。
PM3:30 全作業終了。

チャリで家路へ。途中コンビ二で紙パックのトロピカーナ・マンゴーを買って、
中之島公園の樹の下で休んで帰った。

部屋に帰り、シャワー浴びて、昨日の絵の続きに取り組んだ。

PM7:30 わんぼる君が作っておいてくれた(わんぼる君は、本日、同窓会である。)、
イワシの煮付け・ポテトサラダに
冷凍ご飯・味噌汁・小松菜のおひたしを準備し、あとトマトを切った。
トマトの季節到来である。適度な酸味が、昼間の疲労回復を促すと思っている。

ひとり、焼酎を飲み、一日の疲労に手を振った。
ほうじ茶を飲み、茶碗を洗った。明日も早いので、はよ寝よ。

第64話
不定期連載
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「日曜 梅田 午後1時」

2007年5月13日(日)
AM6:30 本日は、江坂にてビル床面清掃。
PM0:00 無事終了。帰り、バイトの先輩が車で駅まで送ってくれた。

御堂筋線で梅田へ。BOOK1stでわんぼる君と合流。
曽根崎の地下で、ランチの定食(緑黄色野菜炒め)を食う。
出てきたお茶が烏龍茶だったのは嬉しかった。

昼食後、わんぼる君が、阪急百貨店のサービス券があるというので、8階の雑多な飲食で、
みつ豆、コーヒーを頂いた。わんぼる君は、グリーンティーを飲んでいた。
家族連れや、母娘で賑わう日曜の店内は、僕には新鮮だった。
(そう言えば、今日は、母の日か・・。私は、菓子を送っただけで、粗末な手紙で詫びる事しかしなかった。)
梅田の街を望む窓際で、一人楽しげにビールを飲む初老の男性の白髪と、グラスが光に透けて輝いていていた。

帰り、図書館に寄って、取り寄せの本を三冊受け取った。
図書館を出ると、白いバラが咲いており、薄緑の柔らかそうな葉と共に風に揺れていた。

帰宅して、シャワー〜洗濯と済ませ労働の皮膜を洗い流し、絵画制作に臨んだ。

第65話
「いざ撮影へ」

2007年5月14日(月)
午後1時半 運送屋〜買い物といつものパターンで任務完了させ帰宅。
ダッシュで、昼メシ食い終え、昨日までに描き終えた絵の乾燥を確かめてエアパッキンで梱包。
養生テープとビニール紐で一まとめにし、抱えて部屋を出た。
地下鉄に乗り込み、絵を撮影していただく為、浪速区のスタジオPIXさんへ向かった。
桜川の駅から地上に出ると午後の光が西日に変わり始めていた。

いつもの様に、撮影の合間、絵の開梱〜梱包を繰り返した。
ポラに写っていく自分の絵を横目に客観性をもたざるを得ない状況の中、
撮影は続き、そして、終わった。
お茶を頂き、しばし談笑。

午後5時 スタジオを後にする。
これで、とりあえず展示作品は出揃った。後は、配送の段取りとキャプション等の諸準備である。

帰宅し、おひたしの小松菜を洗い、にんじんとじゃが芋の味噌汁を作った。
わんぼる君から仕事終了の電話を受け、スーパーで刺身用の短冊におろして貰ったトビウオを切った。
今日は、手抜きバージョンで冷凍ご飯でいく事にしている。

第66話
「おっちゃんらとの共演」

2007年5月16日(水)
午後1時 諸任務遂行し無事帰宅。
昼メシ食い終えると、ネガフィルム背中に突っ込んで、西区の写真屋さんへ急いだ。
こちらのお店では、いつも、プリントの際、私の散々なトリミング・色味・濃度等のわがままを聞いていただいている。
今日も、結構な量の上、急いでいて申し訳ない事この上無かった。
大変厚かましい限りだと思ったが、大変そうなおっちゃんの様子と只、待っているだけの私のヒマさ加減、
そして、これまでのつきあいを考慮した上で、作業を手伝わせていただいた。
早くできたが、俺の行いは、果たして正しかったのだろうかと思った。
が、何より、間に合わす為には、仕方が無かったと納得している。

午後5時 写真屋さんを後に、ダッシュで家の近所の梱包資材屋さんへ向かう。
作品運送用のダンボールシート注文。車で配達して下さるので、先に帰りマンションの前で待った。
おっちゃんが笑いながら日産・キャラバンでやって来た。
無事受け取り、よっこらせと担いで帰宅。

写真屋のおっちゃんと作業したせいであろう・・。ひとしきり町田町蔵(写真屋のおっさんが出てくる曲があります)
をかけて、晩の米をセットしてから、夕方のニュース番組に移行した。
とりあえず、小松菜、トマトまで洗い、作業の続きをした。
わんぼる君から帰宅の電話を受け、サゴシを焼きに入った。大根おろしが面倒臭いところである。
外は、雨が降り始めていた。
第67話
「行ってらっしゃい」

07年5月17日(木) いつものパターンで帰宅〜昼飯と済ませる。

PM3:00〜作品発送の為の梱包開始。
今日中に発送するには、PM6:00迄に、営業所(アルバイト先)に持って行かなくてはならない。
焦るが、落ち着け。
スエット姿で、エアパッキン、そして段ボールと格闘‥。暑いッス‥。
途中から、パンツ一丁や。
PM5:10梱包、ひもがけ完了。

ジーパン穿いてジャージの上はおって駅裏のバス停へ急ぐ。風にジャージがはためくが、両手が塞がりチャックが閉めれん。
信号渡ってバス停着。丁度、来ていたバスに飛び乗る。
毎朝、チャリで通う道をバスの車窓から見下ろしながら、車中で配達伝票記入。

PM5:40無事営業所着。みんな夕方の集荷で出払っていた。内勤の方が処理して下さる。
しばし、談笑。
しかしながら、GEISAI出展時から、何度こんな会話をしただろう‥。でも和んだ。

営業所の裏の信号で、社員のドライバーの方に会った。
有り難くもその優しい対応と、暮れ行く夕陽が俺の感傷を加速させたが、そしらぬ顔して
バス停に向かった。

そして、ひっちゃかめっちゃかになっている部屋へ帰った。
第68話