第810話
不定期連載
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2009年5月29日(金)
青空・むしあつ・天気雨となった本日の大阪地方。集金〜配達とあてがわれた任務に勤しみ、スーパー〜パン屋、八百屋と巡り帰宅。

晩のダシ取りとっとと済まし、ミヤネ屋見ながらわんぼるランチ、美味しく頂き、再出発。行くの忘れて延び延びになっていた矯正歯科
の定期健診(無料)を受けにチャリ漕いで梅田へ向った。

引き続き、夜だけ矯正器具つけるよう指示を受け、丁寧な歯石取りまでして頂き感謝!老いは悲しく仕方がないが、大切な歯、大事に
せねばと思い新たにチャリ漕ぎ帰宅。
  
植木に水撒いて制服洗濯、ザバザバとまわる水の音聞きながら、汁の鍋に椎茸を加え、おひたし用のツルムラサキを洗った。

今晩は“ゴリッ”とした秋田産のブリ荒(198円)を網で焼いて、大根、入魂でおろして頂きます!
2009年5月30日(土)
予報に反し快晴となった中央区 PM0:00。 本日のビル清掃、高麗橋の現場・カーペット洗浄作業を無事完了した私は、日勤のオバチャン
に貰ったチオビタ、燃焼した身体に感謝であてがい、堺筋のモス・2階席窓際でわんぼる君と合流。

サウザン野菜バーガー・オニポテセット、アイスウーロンで食らい、二人チャリ漕ぎ。いざ中之島の公会堂へと向った。
(何と、今日は、わんぼる君から、あの世界のANDOさんの講演会に誘われていたのだ!)

天保山で現在開催中の展覧会に合わせ、“大阪、不況からの脱出!”と題された講演会。会場は老若男女で一杯でANDOさんの人気は不況
知らず・・!(開演前のサイン会、僕は本買えんくて並べんやったけど、名前入りかつ、持参本にまでサインして頂いていたわんぼる君、
おめでとう!・・うらやましかったなぁ・・シュシュッと描いたドローイングがまた“スキッ!”とカッコイイんだ・・!!)

そうして満席場内、開演時間を迎えた壇上、“こんにちわ”とANDOさん登場!インフルエンザ・ネタ〜不況と女性の元気さ・ギャグ混じり、
ベニスのプロジェクト〜今までの道程と、時折り暴力的ユーモアぶっ放しながら、スライドと共に講演は進行。役所への粘り腰の提案や、
普通はやらんやろ・・という様な、斜度60度〜埋め立て用土砂採掘跡地など、マイナス要因だらけの辺境を素敵な建築に転換してこられた
とんでもない勇気といった、厳しい現実を切り開くヒントが随所にちりばめられた一見楽しくも、シビアな講演会でした。(最後は、壇上
でのプレゼント抽選と、終始、エンターテインメント性に溢れた内容でした。)

再びのサイン会でごった返した会場を出ると外は雨・・! 庇の下は人だらけ・・。どーしょーと、とりあえず向かいの東洋陶磁美術館、
喫茶に入り一休み。

思いの他空いた店内で、窓の外、雫とスズメ見ながらコーヒーすすり、暫し、雨が止むのを待っていると、店員さんが空いたテーブルを
くっつけ始めた。ハッと見ると、何とANDOさん!!! 思わず背筋伸ばして挨拶!!! ギョロッとした視線と軽い会釈で返して下さり大感激!!!
とんでもない状況に、落ち着かず、これ以上居てもストーカー的心情が加速するだけなので、・・行こうかと、立ち上がり、それでも、
“有り難うございましたっ!!”と訳分らん御挨拶、再び会釈頂き、只々感激・・。

雲が切れ始めた空の下、水たまりの道路、ペダル漕いで西天満・老松通り抜けて一号線、ボ〜っとしながら帰路に就いた。嬉しい思い出、
胸にしまい、目覚まして頑張れ俺・・!!!
第811話
2009年5月31日(日)
丸一日休みとなった本日。ゆとりの睡眠から起き上がり、ベランダ〜画室と掃除。爽やか気分で日曜美術館、見ながらわんぼる君と
朝メシ食らい、片付け〜身支度。

頂き物の招待券握り締めJR乗車、本日までとなった“初公開 松坂屋京都染織参考館の名品 小袖”展を観るべく、いざ大阪市立美術館
へと向った・・。

相変わらずどこか危険なにおいのする天王寺公園を抜け、美術館到着。ロッカーに荷物預け準備万端、華やぐ気持ち抑え、薄暗い展示室
へ入ると、そこは可愛い金糸や色糸で刺繍された梅や小鳥、野の草花が浅葱や薄紅の小袖の中を舞い飛ぶ、想像以上に胸キュンキュン
な世界が拡がっていました。

“江戸のオートクチュール”との副題が添えらた今展、松坂屋が呉服意匠開発のために京都につくった染織参考館の収蔵品からの一部の
公開とのことで、展示品は小袖だけにとどまらず、江戸初期の遊楽風俗図(“彦根屏風”同等、金地の屏風で、享楽に耽る座敷の襖には
ツバメが描かれていました)や、可愛い千鳥があしらわれた伏籠をはじめとした漆芸品の数々、小さな鳥居に太鼓橋まで添えられた銀の
かんざしに櫛(・・このコーナー、激キュートで当方、ザワザワとした胸さわぎにかなり煽られました)などなど・・ドキドキ・ワクワク
の連続で、オバチャン達の“キレイやわ〜”の溜息に“同感っ!!”の私でした。(小袖と並べて飾られた見本帳の闊達な筆致も本物には
無い勢いで只々感心でした・・)

そして、最後にはあの“へうげもの”でも特異な個性を放っている加藤清正公所用の具足まで登場! 兜は熊毛が植えられ、南無法蓮〜?
の透かし彫り、青の雲竜柄の布地に、片乳出しの胴と異様な迫力・・“へうげもの”のあのキャラは真に迫っとったんや・・!と感嘆し、
ザワザワ賑わう物販コーナーへ。残念ながらポストカードは売り切れ続出で、一番欲しかった浅葱に枝垂桜の小袖は姿がありませんでし
たが、充実の内容に感謝・満足〜会場を後にした我々は、通天閣本通り商店街のそば屋で“肉カレー丼”(わんぼる君は親子丼)食らい、
日本橋、黒門市場で晩の買い物済まして帰宅した。

今晩は、魚屋で買ったカレイの塩焼き(2匹350円)に、うまい菜(キャベツと白菜のあいのこみたいなヤツ)のおひたし、味噌汁はニン・
じゃが・なめこで楽しかった日曜日を締めくくろうと思います!
第812話
第813話
2009年6月1日(月)
すがすがしい天気で始まった6月1日、週明け月曜の大阪地方。気持ちも新たに我が業務、東奔西走遂行し、スーパー〜パン屋、八百屋と
巡り帰宅。

日毎成長していくベランダの萩、横目に米研ぎ・ダシ取り、わんぼるランチ・ミヤネ屋見ながら美味しく頂きタイマー昼寝。ほうじ茶で
意を決して画室へ入り、本番の楽しみを奪わない程度、画稿をつめてサイズを決定、明日からの実制作に備えた。

PM6:20 おまけで降臨したしょぼいアイデアに少し喜び、“相対性理論”打ち鳴らして画室を脱出。軽い掃除〜洗顔で気分一新、ニュース
聞きながらおひたし用の小松菜を洗った。

今日は、和歌山産・活け締めキラキラのゴマ鯖が398円で出ていたので三枚卸しの皮引きにして貰って来た。卵・醤油・味醂・すりごま
に浸けて、ごはんと一緒に食おうと思う! 味噌汁は、ニン・じゃが・椎茸で行きます。
2009年6月2日(火)
暑いくらいの陽気に見舞われた本日の大阪地方。あてがわれた任務、無事成し遂げてスーパー〜八百屋と巡り帰宅。

毎度の諸準備とっとと済まし、わんぼるランチ・ミヤネ屋見ながら感謝で頂き、ほうじ茶〜片付け。ジーパン・尻ポケットに軍手突っ込み、
裏の材木屋へ赴き、角材注文〜ベニヤ板購入、“よいせっ”と担ぎ、べこんべこん、言わせながら帰宅。

昨日決定したサイズにベニヤ裁断し、キャンバスの作制にかかった。

PM7:10 無事、予定のジェッソ塗りまで完了。(本番のサイズを感じながらの作業は肉体的に“戻って来た感じ”がして、歯車が回り始め
た様で嬉しかった) 片付け〜シャワーで気分一新、台所作業に勤しんだ。

今晩は、三重産の丸アジ(398円)の塩焼きに、大根おろし、おひたしはシロ菜で、味噌汁はニン・じゃが・大根葉で行きます。
第814話
2009年6月3日(水)
曇天・むしあつな天気となった本日の大阪地方。不況の影響で広くなった担当地域を東奔西走タイムトライアル〜何とか成し遂げ、
スーパー〜パン屋、八百屋と巡り一旦帰宅。

冷蔵庫に食材しまって材木屋、今作から新仕様となる“ジゴク加工”が施された角材、ガシッ! と受け取り再帰宅。

ミヤネ屋聞きながら米研ぎ・ダシ取り・わんぼるランチ、と移行し398円で買ってきた青森産のソイ(・・ブラック・バス級に大口!)
ガバッと煮付けてAC/DC、打ち鳴らして画室へ入場。

久々ぎんぎんのギター・リフ、励みに工芸基礎時代からの愛用“ゼット・ソー”でガーガーのこ挽き、無事接着まで成し遂げた。

ソイ煮メインの今晩、おひたしはツルムラサキ、味噌汁はニン・じゃが・ピーマンで行きます!
第815話
2009年6月4日(木)
薄曇り・すずしめな天気となった本日の大阪地方。あてがわれた運送業務に東奔西走〜無事完遂。

仕事休みのわんぼる君と地元セブンイレブンで落ち合い、商店街裏串カツ屋で昼メシ。Bランチ・カツカレー(サラダ付き)・400円食らい、
ヘア・カットに向うというわんぼる君と別れて帰宅。

部屋の窓、開けて画室へ赴き、昨日のパネル接着確認。仕上げ済ましてグイグイ、キャンバス張りに勤しんだ。

晩飯づくりの意志がゆるんだ本日の私達、絵の具買いに出るついでに外食産業で済まそうかと話している。
第816話