「梅雨入り」 

2007年6月14日(木)
昨日同様のパターンで運送屋〜ビル清掃。
本日は、中央区のビル、27階の壁面およびエアコン吹き出し口清掃。
窓の外に広がる大阪の街が雨に煙っていた。

17:00 作業終了。
頭から被ったホコリを雨で定着させながらスーパーへ向かった。
18:20 帰宅。雨具をベランダに干し、洗濯機に作業着〜着ていた服を放り込んで
シャワーを浴びた。
晩飯は、時鮭のアラを焼くつもりだ。おひたしは、チンゲン菜(64円!)、
味噌汁には、みょうがを入れようと思っている。
雨と疲労で辟易した心に新風を巻き起こしてくれると信じている。
第96話
不定期連載
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「梅雨の中休み」 

2007年6月15日(金)
13:20 運送屋終えて帰宅。今日は、わんぼる君は仕事休みなので
私、本日スーパー通過である。
持ち帰った作業着を洗濯しながら、
わんぼるランチ(手羽元のカレー焼き?・チンゲン菜おひたし+いつものパターン)
を二人でザ・ワイド見ながら食った。

ほうじ茶飲んで、私は15分間昼寝した。
タイマーのピコピコサウンドで目を覚まし、ガンダムの様に立ち上がり
100均で買ってきた、どんなに頑張っていれてもアメリカンになってしまう
レギュラーコーヒーをいれ、各細胞にカフェインを分配した。

脳と手足がしびれを乗り越え機能し始めたので、チャリに乗って本日の任務に就いた。
まずは、区役所に赴き先日届いた国民健康保険の保険料について話し合った。

腑に落ちない思いで区役所を出てきた俺は、続いて、最寄の我が運送会社の営業所に向かい
社内割引を用いて、あさっての国民的感謝の日のおくりものを発送した。

帰り道、美味しいコーヒーを飲ませてくれる店でコーヒー豆を買い、
ついでに米屋に寄って、温暖化の為か安価で良質な北海道産の米を5キロ買い求め
部屋に戻った。

一生懸命コーヒーをいれ、晩飯を準備していたわんぼる君と飲み、
気分一新、パンク・ミュージックをかけ、昨日あがってきた作品の写真を
ファイル用に整理した。

晩飯は、カツオのたたき・もずく酢・トマト・モロヘイヤのおひたし・玉ねぎとわかめの味噌汁だった。
食後、玄米茶を飲んだ。天気予報によると明日は晴れるらしい。
第97話
「中央区作業報告」 

2007年6月16日(土)
AM6:50 つよく射す朝日の中、中央区のビル清掃現場へチャリを漕いだ。
本日は、カーペットおよび、Pタイル洗浄であった。

PM1:00 昼休み 現場近くの店が、吉野家か、コンビニしか無くて大して悩みもしなかったが
結局、コンビニにして、地下の控え室で食った。
豚しゃぶサラダスパというやつと、カツオぶしのオニギリ、トマトジュースを買った。
なんかゴミみたいな感じやった。
作業再開まで、キャスター付きの椅子を連結してしばし寝た。

PM4:00 作業終了。我々の疲労と引き換えに美しさを取り戻した床面がそこにあった。
つよく射す西日の中、チャリを漕ぎ、信号待ちでハンドルにうなだれながら帰った。
家に帰り、シャワーを浴び、カーペット洗浄液くさい体を洗い流した。

PM6:00 わんぼる君が作ってくれた晩飯が並んだちゃぶ台の前に座り
先日、酒屋でもらった新しい発泡酒の試飲缶をコップに分けた。
黄金の輝きと泡のつぶが体に沈み込んだくたびれた思いを浮かべてくれた。
第98話
「過ぎ行く日曜日」 

2007年6月17日(日)
PM3:00 中央区北浜の現場で本日のビル清掃作業終了。
気分転換に梅田のタワーレコードに寄って帰る。
雑誌の立ち読み〜試聴をし、店を出た。
外は、いつ雨が降り出してもおかしくない雰囲気だった。
その湿度のせいか、街の構造物の表面がいつにも増して質感が際立って
見えたので、チャリンコで帰りながら、時折立ち止まって写真を撮った。

国道沿いのドラッグストアでヒゲそりクリームを買い、続いてジャスコで
小松菜、なめこ、納豆を買って帰った。
本日は、わんぼる君も出勤で、昨日、多目に作っておいてくれたブリのあら煮が
あったので晩飯の準備は楽だった。

PM7:15 二人で鉄腕ダッシュ見ながら飯を食った。
わんぼる君が職場でもらってきたお土産の骨せんべいをポリポリ食いながら
焼酎を飲んだ。
第99話
「しょぼい一日が暮れてゆく」 

2007年6月18日(月)
ここのところ、株主総会の季節とあって、ありがたい事にビル清掃がたて続けに入っている。
本日も運送屋終わってから中央区の現場へ向かった。

16:30 任務完了し帰路に着く。降ったり止んだりしていた雨も、どうやら上がった様だった。
私は、雨具一式、チャリンコのかごに放り込んでスーパーへ向かった。

家に帰り、雨ではあったが、ベランダの植木鉢が少々乾いていたので軽く水をあげ
シャワーを浴びた。

晩飯は手抜きバージョンで、冷凍ご飯、ハマチの刺身、チンゲン菜おひたし
に、トマト、納豆、じゃが芋とみょうがの味噌汁である。
晩飯作る途中、思いついた絵(“ほろ酔いギャル”)をエスキース帳に描きとめたが
想像したより大した事なくて、またしても己の誇大妄想を実感しただけだった。
そうこうしていると、わんぼる君から帰宅の電話が鳴った。
第100話