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「南港の夕暮れ」

2007年7月21日(土)
ビル清掃で豊中の現場へエアコンのフィルター洗浄に赴く。
作業終了後、社長からのはからいで社員の方々に交って
南港のホテルのバーベキューに向かった。

ホテルの屋上入り口で、アロハ姿の外人さんに、貝殻のネックレスを
かけられ芝生のテーブルに案内された。
ハワイアン・スタイルらしかった。基本的にバイキング形式で、それらしき
料理もあったが、結局、私には、焼酎水割りに、焼きそばが一番うまかった。

帰りの電車では、あやうく寝過ごしそうになりながら、汗くさい体で無事帰還した。
第132話
不定期連載
「兆し見えるか!?」

2007年7月20日(金)
運送屋〜スーパーと任務を終え帰宅。
洗濯しながら、わんぼるランチを頂き、しばし休んでから制作に入った。

ここのところ作業は、難航しているのだが、ここを乗り越えることが
この制作の目標なので、実際のところ、この苦痛は醍醐味なのである。

途中、顔を洗ってみたり、CDをかけ替えながらの登頂となった。
とりあえず、本日、予定していたところまでは手を入れた。
作業開始前よりは、マシになった様に思えて嬉しかった。
セイジさんの爆音ギターサウンドを高らかにかけ、絵具をかたずけ、
アジの塩焼きに取り掛かった。外は雨が降り始めていた。
第131話
「北浜東作業報告」

2007年7月22日(日)
AM6:40 蝉がシャンシャン鳴き続ける中之島公園を、俺は北浜のビル清掃現場へ向かっていた。
労働前のダウナーな空気が俺を支配していたので、脳内のミュージックプレイヤーで
アンダーワールドをかけた。
記憶により、かなりの俺仕様で再生されるそのサウンドは、私のダウナー感よりも、遥かに
深く、チャリで漕ぎ進む風景は、一瞬にして私を主人公とした映像に変わった。
深い音像を流れるビートを潜行する私は、街の構造物を劇的にすり抜けて北浜に到着した。

本日の清掃は、休日の為、空調の入らないオフィスでの作業であったが、
数々の修羅場をくぐり抜けてきた我々にとっては、汗がいつもより出るというだけで
別に大した問題ではなかった。

PM5:30 ベタベタになったTシャツを、ビニール袋に放り込み、チャリのカゴに載せ現場を後にした。
リュックの中に入っていたガムを噛みながら帰った。
信号待ちで、植え込みをぼんやり見ていると、昼、事務所でセブンイレブンのロールパンを
食いながら眺めたべコニヤの花が可愛かった事を思い出した。
第133話
「本日の大阪地方」

2007年7月23日(月)
AM8:40 週明けの西天満の町には、いたる所にしめ飾りが張られ、明日からの
天神祭りに向け高まりをみせていた。
普段とは異なる町の雰囲気に、目の前に迫った本格的な夏の到来を感じつつ
配達業務に勤しんだ。

本日は、午後から北浜でガラス清掃なので、昼食は移動途中の定食屋で食った。
(またしても、いわしの天ぷら・わかめ酢・ごはん大・味噌汁にした)

昼食後、梅田のジュンク堂でしばし、立ち読みをした。
(雑誌の表紙に“ガッキー”が表紙になっていて、昨日、ちらっと見たTVドラマを
思い出しました。館ひろしが放つ少女性に瞳が透き通る思いがしました。)

本屋を出ると、どうやら梅雨明けを思わせるムードで、湿度がきれた空気から射して来る
光は、街の遠近感をよりクリアーに描き出していた。

PM5:00 疲労と引き換えに、かなりの透明度を手に入れたガラス面に別れを告げ、スーパーへ向かった。
家に昨日の大根がまだあったので、焼き魚にしようと鮮魚コーナーをうろついた。
値段との兼ね合いから、またしてもイワシになってしまったが、旬なのか、クリアーな美味しさでした。
第134話
「天満夏模様」

2007年7月24日(火)
昨日感じた梅雨明けの爽やかさは、今日は、容赦無い陽射しとなった。
本日も、運送屋終わってから、北浜のガラス清掃に向かった。
作業でタッグを組むはずだったベテランのおっさんを、別の仕事に奪われた為、
若干のやるせなさを感じながらも、一人で任務に当たった。

PM5:00 疲労とため息を、ダイナソーJrの歌にのせて吐き出しながらチャリを漕いで
帰った。
今橋を渡る時、トランシーなサウンドを響かせながら天神祭りの船が、橋の下を
通り過ぎて行った。
そのクレイジーなサウンドが繰り返し鳴り響く船上に、浴衣姿のおっさん・おばはんが
団扇をあおぎながら、平然と座っている様が印象的だった。

買い物を済ませ、帰宅。部屋に立て掛けている描きかけの絵を3秒ほど眺め、
明日からの制作再開の問題点を確認してから、家事を開始した。
第135話