不定期連載
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2007年2月3日(土)16:30ビル清掃終わって、家路へ。今日は、節分です。まずは、
スーパーへ、店内は、豆(今年は落花生が流行りの様。)・塩いわし・海苔巻きで
にぎわっていました。
海苔巻きは、お目当ての店があるので、とりあえず、いわしとおひたし用にチンゲン菜購入。
続いて、めぼしをつけていた寿司屋へ行ってみる。
普段は回転寿司しか行けないが、この日なら本格的寿司屋も敷居が高くないはずである。
なぜなら今日は年に一度の節分だから。
お目当ての寿司屋に到着。やはり思ったとおり店先には巻き寿司のポスター!
そして、大将直筆と思われる“お持ち帰りできます”の文字が踊っていました。
私はガラガラと戸を開けると、明るい大将と、おかみさんの笑顔が
“いらっしゃい”と迎えてくれました。
ネタケースの上には今日という日を祝うかのように、さっきスーパーで見たものとは
明らかに違う、大将直巻きの太巻きが誇らしげに並んでいました。
私は一本くださいと言った後から念のため値段を確認しました。
(350円でした。思ったより安くて安心しました。)
今年の恵方を書いたチラシを貰い、店を出ました。

部屋に帰りしばらくすると、わんぼる君が帰ってきました。(うちでは帰りが早いほうが
買い物してくるシステムです。)いよいよ節分ナイトの始まりです。

私は生まれも育ちも福岡なので(学生時代は関東でしたが)、このイベントを
こっちに来るまで知りませんでした。
当初はびびりましたが、今では楽しんでます。

今年の恵方は北北西です。部屋でいったらギターウルフのセイジさんのポスターが
貼ってある方向でした。セイジさんに向かってふたりでただ黙々と巻き寿司を
ほおばりました。(太巻きはひとり1本も食べると何も食べられなくなってしまうので
半分ずつにしました。)
この風習をやっていつも思うのですが、いくら美味しくてもなにもしゃべれないことが
つらいと同時に安直に言葉にしない分、いつも以上に味わっているような気もします。
寿司屋の海苔巻きは想像以上の海苔の弾力と具の高野豆腐のほとばしる煮汁で
驚かされましたが我々は無言でした。
巻き寿司を食って満腹になりかけたところ、塩いわしを焼いたもの・大根おろし、
チンゲン菜のおひたし、そして、にんじんとたまねぎの味噌汁を食べ、
何とかバランスをとりました。
こうして我が家の節分は無事終了したのでした。

「MUGON…」

第9話
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「“さすべー”〜明日へ向かって」

第10話

2007年2月4日(日)13:15大阪市北区・床面清掃作業無事完了。よく晴れた空の下、
ハイエースに道具を積み終え、最後のチェック待っていたら、日曜パートの先輩、
俺のチャリみて、“おまえ、何つけてんの?”“え?さすべーですよ。”
(“さすべー”とは関西の人なら分かると思いますが、チャリ用の傘取り付け装置のことです。)
“お前、おばちゃんか!”“便利ですよ〜!両手使えるし。”
先輩も、かなりのチャリンコ乗りなので気になるようです。雨の日どうしてるのか聞くと
“そんなんカッパ着りゃええやん”・・・“でも、横が見えんくなりません?”
すると先輩、“俺、ぴっちーってするもん!”と紐をしぼる仕草・・。

・・・そっちのが変やん!!

そんなこと言ってる内にチェック終了。おつかれさま。


はらへった〜。帰り道の商店街で、いわしフライ定食・600円を食った。
(来るまで、店のビッグコミックを読んだ。魚河岸三代目の途中でいわしが来た。
うつぼ料理の話だった。考えたら、最近、いわしよく食っとるなぁ・・。)

店を出て、わんぼる君(今日は、休み)に電話して、高架下の喫茶店で待ち合わせました。


店に着くと、わんぼる君のチャリがありました。
コーヒーを注文すると、店員さんが、ケーキはいかがですか?とねばってきたので
まぁ、せっかく日曜やし、前から気になっていたフレンチトーストを頼みました。
コーヒーが来て、しばらくすると、まるで、厚揚げの様な存在感のフレンチトーストが
やってきました。甘いものとコーヒーを飲むと、いつもコーヒーが足りんなぁ。


一時休んで、TSUTAYAに寄りました。僕は、昔のビースティーボーイズが聴きたかった
のですが、お目当てのが置いてませんでした。が、店内の販促モニターには、ガキの使い〜の
DVDで、、泣きぼくろ岡本がネコを抱いている映像が流れていて、なつかしさと同時に大変励まされました。

家に帰って、汚れた作業着を洗濯しました。
洗濯終わってホットカーペットの上にいると急に眠たくなって、しばし、寝ました。

首の痛みと、日曜の夕方特有のブルーな気分におそわれ、目を覚ますと、わんぼる君は、
ずーっと、殺し屋のマンガを読んでいました。
僕は、フィッシュマンズのCDをかけ、過ぎゆく時間のかなしさを加速させました。
コーヒーをいれ、テレビをつけると、ゴチ7(再放送?)でマッチさんが負けていました。

コーヒー飲んで気合入ったところで、ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングルを聴きながら
明日の運送屋の制服を用意し、先日から、続いているパネル制作を完了させました。


晩ご飯は、わんぼる君が作ってくれたカレーを美味しくいただきました。

来週もがんばろう!

「制作準備 〜気持ちの高まり〜」

第11話

2007年2月6日(火) 午後から自家製キャンバスを作りました。(全くの自己流です。僕は、
画材屋で買うと、何か負けた気がするので、自分でできる事は、自分でやりたいです。
それに、材木屋や、生地屋に行く方が気分的に好きです。)
まずは、昨日、なんばの“とらや”で買って来た綿布を、先日完成したパネルに張れる様、
大きく余裕をもって裁断します。続いて、シワをとる為、生地を波状にたたみ、風呂場で熱め
のシャワーをまんべんなくかけ、ベランダで1時間程干します。生乾き状態になったら、
とりこみ、アイロンをかけ、シワとり完了です。これを、床に敷いたベニヤ板の上に広げ、
ジェッソを塗れば自家製キャンバス完成です。こうすれば、いけすかない画材屋で、高い金を
払わなくても、手際の良い、おねえちゃんの裁く庶民的なお店(ピカチュウのキルティング等
売ってる)から、立派な画布を手に入れる事ができ、わたし的には、とても健康的です。
あとは、これを自家製パネルに張れば、自分だけのキャンバスになります。
自分が生活から発見した、モチーフを自分で決めたサイズで描く贅沢です。こころのビート
が高鳴ります・・!!