不定期連載
「僕は取り戻したいのだ」

2007年7月30日(月)
今朝は、雷と雨の音で目が覚め、急いでベランダに干してあった
昨晩の洗濯物をとり込んだ。外の方が涼しい朝だった。

週明けの北区の街をいつものように配達してまわり
スーパー寄って帰宅。

わんぼるランチをいただき、30分間ひるねした。
コーヒーをいれ、同時プリントのあがった写真を整理してから、
当HPの“思い出ギャラリー”の第3回の文章が途中だったので完成させた。

PM7:00 わんぼる君から帰宅の電話を受け、ちゃぶ台の上をかたづけた。
部屋の空気を追い払うようにナンバーガール(omoide in my head)を高らかににかけ、
台所に立ち、ニュースをつけて、味噌汁用の冬瓜をむいた。
あとはアジの刺身・エンサイのおひたし・納豆・トマトである。
僕は、紫外線で奪われたビタミンを取り戻したいのだ。
第141話
BACK NUMBER
TOPへ
GALLERY
「終戦の季節」

2007年7月31日(火)
台風が近づいているせいか、空が高く感じられた今朝の大阪地方、
陽射しは暑いものの、どことなく終戦の季節のおとずれを感じた。
早いもので、明日から8月である。

配達と、月末の集金をこなし、スーパー寄って帰宅。
わんぼるランチを頂き、まずは、部屋を掃除した。
過去のファイルを取り出し、“思い出ギャラリー”第4回用の掲載作品を
選んでから、次の作品の画稿をつめた。
先日、完成した作品との連作なので、おおよその下図は決まっているが、
1作目を終え、細部を少し修正した。

PM7:00 晩飯準備開始。
本日は、味噌汁に先日、実家でもらった麦みそを使ってみた。
(いつもは、スーパーで買う米みそを使っている)
今日も冬瓜を入れたのだが、麦みその甘さがよく合って、夏らしい味がした。
第142話
「8/1(水)」

2007年8月1日(水)
運送業務を終え、スーパー寄って帰宅。
魚を冷蔵庫に入れていると、我が営業所から電話が鳴った。
先日の配達で私にミスがあったとの知らせだった。
制服を着て部屋を出た。
途中、所長と合流し、配達先へ向かった。

PM4:30 うなだれて帰宅し、わんぼるランチを頂いた。
仕事をなめていた事を自覚し、反省した。
第143話
「本日の作業報告」

2007年8月2日(木)
AM6:20 出勤。マンションの扉を開ける。
6階の廊下から望む街は、近付く台風の影響で強い風だったが、
全くの快晴状態で、いつも以上に高い空には、雲が大きなストロークで描かれていた。
大気には、余計な物が無い状態で、クリアーに突き刺す光の中を、
風に流された蝉達の声が、寄せては返す波のように響いていた。

PM1:00 運送業務〜スーパーと任務を完了し帰宅。
わんぼるランチを頂き、晩飯のいわしを煮て、制作作業に入った。
先日、完成した作品と今作の真っ白いキャンバスを並べて、
エスキース帳で確認しながら、鉛筆でおおよそのアタリをつけた。
ダイナソーJr(“アウト・ゼア”)をかけ、部屋中に底から這い上がる
様なギターサウンドを響かせ、バケツに水を汲んだ。
ミュージックをアンダーワールドに移行し、着彩を開始。
私の旅が始まった。
PM6:40 とりあえず本日の目標地点まで手を入れ道具を片付けた。

ニュースをつけ、おひたしのモロヘイヤを洗った。
第144話
「8/3(金)」

2007年8月3日(金)
時折降る雨に見舞われつつも、無事に運送業務を終え、
スーパー寄って帰宅。
制服を洗濯しながら、わんぼるランチを頂く。
晩飯の味噌汁のダシまでとって、制作作業を開始。

疲れから来るイラつきか、かけていた音楽を止め、着彩に専念する。
進行と共に調子付き、再びミュージックをかけ、うぬぼれの境地で
本日の目標まで到達し、バケツ、筆を洗いベランダに出て水を切った。
過ぎ去って行く台風の風のおかげで、さっき干した洗濯物は、もう
すっかり乾いていた。

ニュースをつけ、モロヘイヤを洗った。
第145話
「夜の交差点 大きな花火)」

2007年8月4日(土)
本日ビル清掃、東高麗橋の現場、Pタイル洗浄。 
AM6:00開始、PM0:00終了。
汗で湿ったTシャツ・作業着を着替え
わんぼる君と環状線ガード下の本屋で合流し、
先日も行ったイートインのパン屋へ行った。
わんぼる君はパスタランチ、私はハンバーグランチ(いずれもパンが付く)を食った。
缶のラガーがあったので、一つ頼んで、グラスをふたつ貰った。ハンバーグが来るまで
くるみパンをかじってビールを飲んだ。

疲労と、軽い酔いで、へらへらチャリンコ漕ぎ、
スーパーへ行くというわんぼる君のあとについて行った。
途中、商店街のタコ焼屋でアイスモナカ
(店先で、アイスを丸いモナカの皮に詰めてくれる。1個85円)
を1コずつ買って食った。

スーパーに行くと、今日はレジの姉ちゃん達が浴衣姿だった。
(今晩は淀川の花火大会である!)

買い物を済ませ、TSUTAYAに寄った。アニメコーナーをうろつき、
わんぼる君が面白かったという“うる星やつら2〜ビューティフル・ドリーマー〜”
を借りて帰宅した。

寝転がって“うる星やつら2”を観た。
日常と錯乱、夢と現実が時間の中で押し問答される画面の中を、
ラムちゃんがピコピコと飛び回っていて、俺は、その可愛さに
憧れ、ため息をつくのでした。

晩飯を食い終えると、ドーン!と花火の音が聞こえてきた。
嬉しくなってチャリンコ漕いで観に行った。
第146話