「盆前の街、愛のスコール」

2007年8月10日(金)
世の中的には、盆休み前とあって配達件数が多い上、
集金日も重なり炎天下での就労は、少々堪えた。
配達途中、ディスカウントの自販機でスコールを買った。
社員の方によると、スコールは宮崎県の飲料らしく、
その為か、後味の余韻に一時の旅情を感じ、
やさしい気持ちになれた気がした。

PM1:30 スーパーで買い物を済ませ帰宅。
制服と一緒にジーパンも洗濯しながら、わんぼるランチを頂いた。

昼食後、わんぼる君が昨日、職場で借りてきた、古谷 実の
“わにとかげぎす”を暫し読み、
引き込まれ、立ち上がり作業に入った。
下地剤を調整し、昨日の布地の裏面に塗った。
ちょっと薄かったので、もう一度塗る事になるだろう。
晩飯は、サンマを焼こうと思っている。
生サンマで、文字通り、刀の様な輝きと、時節柄の
身の膨らみに惹かれ、購入を決意しました。
第152話
不定期連載
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「8/11(土)」

2007年8月11日(土)
AM5:45 オレンジ色の朝日に包まれた中之島公園を、俺は北浜のビル清掃現場
に向かってチャリを漕いでいた。
昨晩TVで観た、“はだしのゲン”の悲し過ぎる場面を思い出してしまうせいか、
それとも、街に漂う盆の雰囲気のせいなのか、もしかしたら、朝日の角度が変わって
しまったのかどうか分からないが、蝉達の声に陰りを感じ、私は、喪失感を抱きながら
現場に向かった。

本日も汗まみれの一日で、階段の洗浄作業はじめ諸任務を無事遂行し、
PM4:00 現場を後にした。

明後日の午後、わんぼる君のご実家(京都)に、お盆のご挨拶にお伺いする予定
なので、そのお土産を探しに梅田をうろついた。百貨店は、帰省みやげを買い求める
客でごった返していた。
目当ての品を購入し、JR跡地の再開発工事を横目に西日に照らされた雑草が続く道を
家に向かって帰った。
第153話
「江坂も暑かった」

2007年8月12日(日)
PM5:00 江坂でのビル清掃を終え帰路に就く。
江坂のマルエーで、60円の缶コーヒーを買って駅へと歩いた。

今日も暑かった。
本日は、通常のPタイル洗浄と剥離作業で
なかなかの格闘だった。
昼食は、社員の方々と車で国道沿いの吉野家へ行った。
社員の方が、50円の割引券をくれた。
私は、豚丼と野菜サラダにした。

夕方、駐車場脇で道具を洗っているとシオカラトンボが
飛んできた。
西日にえのころ草が黄色く透けて揺れていた。

帰りは、地下鉄を梅田で乗り換えるのが面倒くさかったので
なんば経由で帰った。

帰宅し、シャワーを浴びてから、途中になっていた、当HPの
“思い出ギャラリー”の第4回を完成させ、わんぼるディナーを頂いた。
第154話