「月曜日」

2007年9月3日(月)
週明けの街を配送業務に奔走し、いつもの様にスーパーに寄って帰宅。
わんぼるランチを頂き、麦茶を飲んで、立ち上がり、
昨日までに受けた日常のインプレッションをフィードバックすべく絵筆をとった。

本日の予定の工程まで手を入れて、日が沈みかけたベランダに出て、植木に水をあげた。
今日は味噌汁に冬瓜とセロリを入れるつもりだ。メインは秋刀魚の塩焼きである。
第176話
不定期連載
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「ひとまず完成」
第177話
2007年9月4日(火)
朝夕と秋らしくなっては来たものの、本日も蒸し暑い北区の街の中
配達に勤しんだ。
途中、サンガリアの自販機で購入した“冷やしあめ”(ショウガと麦芽糖を主成分と
した関西の夏を乗り切る為のドリンク)を喉に流し込み、黄色い太陽に照らされた
首筋の汗をぬぐう俺だった。

任務を終え、スーパーに寄って帰宅。
ザ・ワイドをつけ、安部政権の問題点について考えるふりをしながら、
わんぼるランチを頂き、立ち上がり、ブルー・ハーブをかけて茶碗を洗った。

本日は、昨日描き始めた絵を完成させるつもりだったので、
高まる気持ちを抑えつつ、道具の準備をして、一気に描き上げた。
完成直後、濡れた絵具でシワの寄った状態の画面を写真に収め、
対になる作品と並べて暫く眺めた。

バケツと筆を洗い、裏面に日付を記入してから晩飯の準備に入った。

今日は、アジの刺身に、おひたしはツルムラサキである。
「思い出から明日へ」
第178話
2007年9月5日(水)
近づく台風の影響か、本日も高い湿度と気温の中での配達業務となった。
件数の多さから一息入れる時間も無かったが、10年後の気候に耐え忍ぶ為の
トレーニングだと思えば、さほど苦にはならなかった。

いつもの様に、スーパーで買い物を済ませ、クリーニング屋に出していた
同時プリントを受け取り帰宅した。
わんぼるランチを頂き、あがってきた写真をファイルに移した。
それらが、確実に過ぎ去ってしまった、どうにもならない時間の残像である事実を、
感傷と共に受け止め、次の作品のエスキースへと移行した。
次作のおおよその画稿は決定していたのだが、少し手を加える事にしたので
それがどんなものかクロッキー帳の上で確かめた。

次回作へ向けて、少し明るみが射した気分で立ち上がり、洗濯物を取り込み、
晩のモロヘイヤを洗った。今日もメインは価格(100円)に負けてサンマである。

BACK NUMBER
「三歩進んで二歩さがった」
第179話
2007年9月6日(木)
曇り空に時折、パラつく程度の雨が降った今日の大阪地方。
通常通り、運送業務〜スーパーと任務を終えて帰宅。

わんぼるランチを頂き、次の作品のパネル作成に入った。
ベニヤ、角材のカット〜接着まで終え、部屋の隅によけていた
先日完成した一対の連作を眺めていると、以前から気になっていた箇所が
どうも納得できなくなったので、エスキースをし、問題点を追い詰めて
新たに、リミックス版を描くことにした。
今日のところは、それ用のベニヤのカットまでして道具を片付けた。

少し、酸欠気味になってしまったので台所の換気扇を回し、
ニュースをつけて、おひたし用のつるむらさきを洗った。
本日は、サンマの刺身である。

「台風の影響」
第180話
2007年9月7日(金)
今朝、営業所に向かうと、今回の台風の為、関東からの航空便が全く
届いていなかった。
その為、集約コースを回りながら、随時、遅れて到着した荷物を受け取り
配達し続けるという終わりの見えない作業となった。
何とか昼過ぎには、おおよその常連さんの荷物が出揃い、とりあえず
私の任務は終了となった。

PM2時前 買い物を終え、スーパーの袋をぶら下げて帰宅。
くたびれた思いを払拭したかった私は、number girlの“水色革命”を
ぶっちぎりの音量でかけた。
カーテン越しの光で薄明るい午後の部屋に、その音が響き渡る中、買ってきた
魚や野菜を冷蔵庫に仕舞った。

汗臭い制服を洗濯しながら、わんぼるランチを頂き、昨日の作業の続きに入った。
再制作版のパネルの接着まで終え、晩のおひたしのモロヘイヤを洗った。
今日は、ツバスを焼くつもりだ。