不定期連載
「静かな一日」

第211話
2007年10月8日(月)
今朝は、いつもより遅めに起き上がり、ズーム・イン!みながら朝メシ食って
部屋〜トイレと掃除した。

一段落して、そば茶を入れた。
寝転がって、昨日収集してきた情報等を思い出に浸りながら整理していると、
いつのまにか眠っていた。

PM0:40 わんぼる君と昼飯に出かけ(またしても、近所のモスでサウザン野菜バーガー
を食った)、暫し休んでから、私は運送屋の営業所へ大量集荷の応援に向かった。

PM7:00 職務を終え、静かな祝日の夜の町を、へらへらとチャリンコ漕いで帰った。
汗が乾いた肌に秋の夜風が、さらりと心地よかった。明日からまたがんばろう。
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2007年10月9日(火)
シトシト雨に、少し寒いくらいの天気となった今朝の大阪地方。
配送業務に勤しみ、買い物まで済ませて無事帰宅。

わんぼるランチを頂き、コーヒー飲んで、少し部屋を片付けてから、クロッキー帳を開いた。
しょうもない思いつきがあったので描いてみたのだが、イマイチだった。

(先日、石橋の古本屋で買った西洋美術史の図版にあったルネッサンス期のドナテルロのダビデ像
があまりにも中性的で、セクシーかつ可愛らしかったので、この感情をものにしたい!と思い、
これをモデルとしたヘルシーかつ脳天気なギャル絵画を描こうかと思ったのだけど、やはり私には
美術史の引用とか向いてないようで、出て来た画像にあまり興奮できなかった。)

やーめたと思い、ごろごろしながら、手元に転がっていた先日買ってきた布地を眺めておったら
ふと、妄想がわいて出たので帳面に描きとめた。

よし!これにしよう!と現時点での己の勘違いをマジで喜んでいると、わんぼる君から帰宅の電話が
鳴ったので、炊飯を開始し、ナンバー・ガールの“ミニ・グラマー”をかけて道具を片付けた。
本日は150円で買ってきたツバス(丸々1匹を2枚卸しにしてもらった)の塩焼きに、おひたしは
モロヘイヤである。

(それにしても、一昨日のひこにゃん、かわいかったなぁ・・と今日も反芻している私だった。
もしかして、これは、恋!?)
「妄想と付き合う」

第212話
「今日のわたし」

第214話
2007年10月10日(水)
日一日と遅くなって行く日の出の時刻と共に加速する朝寒の空気が、嫌いではないさびしさを
湧き起こす今日この頃。
透明な秋の光と影がすがすがしい北区の街を配送業務に奔走し、スーパー寄って帰宅。

わんぼるランチを頂いてから、明日からのわんぼる君の北海道出張の無事を祈って、本日はブリ大根を煮た。
晩飯準備を終え、コーヒーいれて、“カッ”と気合を入れ、作業に入った。

今日は、昨日のエスキースから、本番用のサイズを割り出し、ベニヤの裁断までで作業終了とし、
ニュースとZAZEN BOYZを同時に聴きながら炊飯を開始した。おひたしは、久しぶりに小松菜である。
「冷えた空気に燃えてくる」

第213話
2007年10月11日(木)
AM4:30 本日、出張の為、北海道へ出発するわんぼる君をマンションの下まで見送り、
静かな部屋に戻った私は、ニュースを聞きながら普段より早く、朝メシの準備にかかった。
いつも、わんぼる君任せの戸締り〜ゴミ出しの作業をセンチメンタリズムを伴っている事を
否定でき無いまま遂行し、チャリンコにまたがり、いつもの営業所への道へ漕ぎ出した。

予報に反して降り始めた小雨の中、淀川裏のバック・ストリートを直進しながら、俺は脳内で
ブルー・ハーブをプレイし、行った事が無い北海道の原野を想像していた。
冷たい雨に濡れながら見やる霧がかった風景が、そのイメージをより喚起した。

営業所に到着し、フォークリフトを運転していた所長と挨拶を交わした。
(所長の笑顔がやさしく映ったのは、俺に貼り付いた寂しさのせいだったのだろうか・・。)

配達が終わる頃、街に光が射し始め、湿った俺の制服もその暖かさで乾いた。
今日は、昼メシは、営業所近くの定食屋(アジフライ・ポテトサラダ・ご飯・味噌汁)で済ませ、
西区の写真屋さんへ向かい、先日の“ひこにゃん”の登場〜パフォーマンスまでの一連の写真を
ノートリミングでプリントして貰った。
あの日、私の心に、ひこにゃんのパフォーマーから確実に届けられた“何か”が今だ胸の内に
リフレインしている私にとって、静止画像のそれは、感情をたぐり寄せるきっかけでしかないのは
重々わかっているが、あの日の私にとっての“事件”を手元に置ける喜びは大きかった。

帰宅し、そば茶を入れ、プリントしてきた写真の一枚をトイレに飾って、昨日からのパネル作成の作業
に入った。
今日の晩飯は、納豆に、昨日のブリの残りと、おひたし代わりにターサイを一把放り込んだ味噌汁である。
「本日の私」

第215話
2007年10月12日(金)
大阪の街は今日も、真っ青な空から透き通った光が届き、美しいコントラストを
描いていた。
(私は、漠然とした寂しさが居座る胸の内からその風景を眺めた。)

寄せては返す荷物の波を、キャッチ・アンド・リリースし続け、ヘロヘロとスーパー
へ寄って帰宅。
汚れた制服を洗濯しながら、スピード料理を作った。
(今朝つけておいたダシで、大根・手羽中・キャベツを煮て、味噌をといた。)
これに、冷凍ごはん・ネギを刻んだ納豆を用意し、“ミヤネ屋”見ながら食った。

コーヒー飲んで一段落し、スピーカーからZAZEN BOYZのサウンドを放ち、
沈静化していた部屋の空気を一気に振動させて、本日の作業に入った。
(昨日つくったパネルを仕上げ、キャンバスを裁断して、それに張った。)

今日の晩メシは、昼同様のスピード料理のいわしバージョンである。
臭みが気になるので、生姜・酒・ネギを入れようと思う。

(夕方、ニュースで黒川紀章さんが亡くなったことを知った・・。悲しかった・・。)
「本日の取り組み」

第216話
2007年10月13日(土)
いつもより遅めに起き上がった私は、朝メシ〜掃除と済ませ、コーヒーいれてから、作品制作に入った。

PM1:00 昨日の手羽中の残り半分をまたしてもスピード料理にし昼食とした。

PM3:00 絵の具の乾き待ちを兼ねて、スーパーへ買い物に出た。
一人分の調理の手間と材料費を考えた挙句、結局、夜もスピード料理で行く事にし、アジ
(三枚おろし状態160円)とチンゲン菜(98円)を購入した。
図書館に寄って気分転換して、帰宅しそば茶を入れ、続きに取り組んだ。
(夕方、わんぼる君から無事任務終了の知らせを受けた。予定通り今晩10時頃帰還との事で一安心である。)

PM8:00 最後の筆を入れ、無事作品完成に至った。出来上がった画面を前に明るみが射した私は、緊張からの
開放を祝してピストルズをかけた。が、喜びもつかの間、新たに諸問題が浮上してきた。
とりあえず、今日はどうしようもないので、これを、明日からの越えるべき山とし、道具を片付け、
だし汁を火にかけてスピード調理に入った。
テレビをつけると阪神が苦戦を強いられていた。