不定期連載
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しんぞう先生の絵
2007年3月3日(土)AM6:00〜中央区北浜・ビル床面清掃。本日、2人で作業。
13:45終了。思っていたより早く終わった。頑張った‥。
今日はこれから西区京町堀の
ギャラリーゼロさんへ向かいます!
先日、頼んでいた、
しんぞう先生の作品の額装が完了したのです。
わんぼる君と京町堀で落ち合う事にし、いざ出発です。
行きがけ、高麗橋の菊屋で、草餅をお土産に買って向かいました。
(‥自分が食べたかったので‥)。
私が、ギャラリーゼロさんに初めて行ったのは、2002年11月の坂井淑恵さんの展示の時です。
その時、私は、どうしても坂井さんの作品が欲しくなってしまい、
一旦帰ったもののどうしても気になって、購入に至りました。
その時以来、オーナーの高森さんとは、時折、画廊の方に寄らせてもらっては、
お相手していただいております。
(高森さん、現代美術は、もとより、建築〜茶の湯〜桃山絵画ととても芳醇な話題で
サービスして下さるので、いつも、お伺いするとついつい長居してしまいます。)
今年1月に、しんぞう先生の作品を購入し、厚紙に描かれた作品だったので額装するなら、
高森さんのところへ持っていけば、きっと良い仕上がりになるだろうと思い依頼した次第です。
結果、バッチリでした!(写真参照)先生の家の肖像画、素敵におさまってました。
これで、一安心です。 ‥しかし、凄い目つきです‥。お家のブルースといいますか‥。
先生には、町内のあちこちから、この悲哀が聴こえているのだろう‥と改めて感じた次第です。
(心の中で尾崎豊の“街の風景”を口ずさんだ私でした‥♪)

「祝・完成!」
第18話
2007年3月8日(木)
PM12:00運送屋終了。スーパー寄って晩の買い物済ませ帰宅。
今日は、メッチャ寒かった。最近ぬくかったので油断しとった。
情報特急便みながら、わんぼる君が作って置いといてくれた昼飯、チンして食う。
里芋とシラスの煮たやつ美味かった。
俺の作る晩飯、ワンパターンなので感心するやら、申し訳無いやら‥。
俺も少しは、工夫せねば‥。
飯食って、作業。おととい完成した絵を、今のところ出来ている絵と並べる。
自分のやった事と冷静になって向き合うのは、正直コワイ‥。俺、逃げ場無し‥。
さすがに、この時は、ミュージックもかけられない‥。偽りの高揚感は危険だ。
諸事項チェックして、中間講評終了。
晩飯のおひたしの小松菜洗いながら、ネスカフェ・ゴールブレンドいれ、
次の作品の寸法をエスキスから計算し、布を裁断した。
「中間講評」
第19話
2007年3月10日(土) 本日、久々の休日!天気予報によると日中は、天気持ちそうなので、
わんぼる君と京都へ行きました。
JR大阪駅からAM10:15発の新快速に乗車。正味30分で京都着。JR京都駅のいつもながらに見事な
コンコースに胸踊らされながら改札をくぐると、きれいになった京都タワーが朝の光に輝いていました。
とりあえず、ポルタのイノダ・コーヒーに入りアラビアの真珠(ミルクのみ入れてもらう)飲み、
移動してきた体を京都モードにスイッチしました。
市バスに乗って、河原町五条で下車。まずは、鴨川べりを三条まで歩くことにしました。
思ったより寒くなく、うららかな光の中歩きました。
でも、まだ春の草花は、そんなには出ていませんでした。
今日、目にしたのは、木瓜の花にはじまり、たんぽぽ(大阪のと違うやつ)・はこべ・ぺんぺん草・
ホトケノザ、そして毎度の鴨・めじろ・サギ・はと・雁・セキレイ、あと、ウグイか何か知らんけど
小さい魚の群れも所々に確認できました。
そんな調子で歩き、三条に到着。地上にあがりヒコクロー像を横目に、お目当ての食堂“篠田屋”へ
しかし、残念な事に土曜日定休とのことで閉まっていました。あぁ、“皿盛り”食いたかったなぁ・・。
皿盛りとは、言ってみればカツカレーなんですが、カツは、薄くて、カレーは、ダシでのばした蕎麦屋テイストです。
うまいです。私は、あの味に鴨川情緒感じています。
くよくよしても始まらないので、おとなりの、“加茂川寿司”さんへ入りました。
こちらも大衆的な食堂で、うどん、そばに加えて、いなり・巻き・箱・ばってらのお寿司が頂けます。
私は、巻き寿司・うどんのセット(750円)、わんぼる君は、親子丼(650円)を注文しました。
(2人で半分ずつ食いました。やさしい、だしの味で、うまかったなぁ。)
飯食って、店を出ると、再び歩いて、小川治兵衛の作庭で有名な無鄰庵に行ってみる事にしました。
行った事ないけど、確か南禅寺方面だったので、まぁ、歩いていけば着くだろうと向かいました。
途中、白川の脇で、団子ののぼりに引き寄せられ、店先でにっき餅と豆大福を食べました。
川沿いを歩き、近代美術館の前に出ると、“MURINN-AN GARDEN →”とかかれた標識が出ました。
動物園を過ぎると無事、到着。
わくわくしながら、門をくぐりました。
母屋の脇から、その庭に足を踏み入れ、ひろがった風景に、はっとしました。
こちらに流れてくるせせらぎ、木々のむこうに、薄く青いトーンでみえる東山・・・。
小川をたどって行くと次第に鮮やかな苔と木立の世界、さらに進むと、岩から流れ落ちる滝。そのかたわらに、
ウグイスとツグミがいました。
しばし、そのちいさな、広い世界を楽しみ、ひとまわりし、お座敷で、庭を眺めながら、抹茶をいただきました。


楽しいひとときを過ごした私達は、無鄰庵をあとに、三条方面に向かってまた歩きはじめました。
帰り道の白川の商店街で、晩のおひたし用にみぶなを買い、錦市場で、おかずに鯉とごぼうを煮たやつを
買ってみました。

夕方、地元に帰り着くと、雨が、パラパラと降り始めてきました。八百屋で、こんにゃくと伊予柑を買って
トットコ帰りました。
晩の食卓で、鯉とごぼうを口に含むと、記憶に変わっていく京都の空気がよみがえって来るのでした。
「小川をたどって」
第21話
2007年3月9日(金)
いつものパターンで午後から作業。今日は綿布にジェッソ塗る。


激しいビートでネギ刻む俺‥。

リンゴの皮と実の間の極限に刃を入れようと挑む俺‥。

配達時、階段を駆け上がる途中、何故か脳裏に浮かぶ実家の両親‥。

いたいけな眼差しをしたイワシの脊椎を包丁で分断し内蔵を引き抜く事に見事成功し些細な悦に浸る俺‥。

仕事着の襟首・袖口に石鹸を擦り付け洗濯機を回し、洗い上がりに満足する俺‥。

そんな数々の俺が、綿布にジェッソを刷り付ける度に現れては消えていきました。
「俺の瞬間‥」
第20話
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