「今日のわたし」

第309話
不定期連載
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2008年1月14日(月)
バイト先から暇を出された本日、我が家では鏡開きをし、朝食はぜんざいにした。
餅で腹に力が入ったところで、掃除〜洗濯物と分担して家事に勤しみ、展示の準備作業をした。

AM11:00 鏡餅のお飾りと玄関のしめ縄を持って、二人でチャリンコ乗って地元の神社に向かった。
どんど焼きは、明日との事だったので、お飾りを回収箱に収め、一参りして神社をあとにした。

商店街の食堂で、私はカツカレー、わんぼる君は“ササミ黄金焼き”なる、ササミを溶き卵で焼いたものを
頂き、スーパーに寄って晩の買い物をして帰った。
部屋に戻り、もう一点出展したい画稿があったので、パネル制作に入った。
ベニヤ〜角材の切断まで完了し、接着の間に、キャンバスを作ろうと綿布をさがすと、不覚にも端切れしか
残って無かった。

PM3:00 重い腰を上げ、地下鉄に乗って、なんばの布地屋まで買いに行った。(別段、面白い所に行くわけでも
無いが、わんぼる君を誘うとついて来た。)
布を買って、ジュンク堂に寄って、ひと時の現実逃避をはかった。(3階で、淡交社の「対極 桃山の美 (増補)」
を手に取り立ち読みし、やっぱり格好良いなぁとため息ついて、時計を見て帰路に就いた。)


PM5:00 帰宅し、買って来た布を裁断〜シワ取りし、パネルの部材を接着して、綿布にジェッソを塗るまで
やって、本日も作ってもらった晩メシ(ホッケの開きに水菜のおひたし、こんにゃくの味噌汁)を頂いた。
2008年1月15日(火)
休み明けで、三日ぶりの運送業務となった本日。若干、ボケた頭と体を正しながら、配達〜集金と回った。

無事任務を終えた私は、チャリンコを駅にとめ、空腹を抱えて電車に乗り込み、尼崎の営業所へ健康診断に
向かった。(我が運送会社では、毎年この時期に健康診断を各地の営業所で実施して下さっており、各自、
最寄の会場へ行く事になっているのだ。)

各停しか停まらない駅で降り、港の方向へと歩いた。車道を走って行くのはトラックばかりで、地図どおりに
歩いているはずだったが、なかなか目的地が現れず、少々不安な道のりだった。
排ガスと金属加工のにおいで、イガらっぽい空気と、歩道脇の雑草に独特の殺伐感を感じながら15分程歩いた。
営業所近辺の風景はどこも同じだなぁと思いながら歩いて行くと、ライバル社の基地を過ぎた先に、我が社の
ノボリが並んではためいているのが見えた。一安心であった。

診断会場となった所内で、検尿に始まり、採血〜胸部レントゲン等、マークシートの用紙を持って各コーナー
を回った。
社会貢献の為の身体機能の点検を一通り終えた私は、一人、4階の社員食堂で420円の日替わり定食(焼きそば・
肉団子・ビーフン・チンゲン菜の煮びたし・ごはん大・麩の味噌汁)を食らった。
窓からは、晴れた空に工場の煙がたなびいていた。湯呑みのお茶をすすって、帰路に就いた。
所員の為に駅までの送迎バスがある様だったが、出て行ったばかりだったので、もと来た道を歩いて帰った。

(途中、43号線を渡る時、高架下の排ガスでにごった空気に光のすじがサーッと射していてキレイだった。)
「健康診断の季節」

第310話
2008年1月16日(水)
本日も結構な寒さとなった大阪地方。運送業務〜買い物と無事任務を遂行し、部屋に帰還した。

ミヤネ屋見ながら、わんぼるランチを頂き、とりあえず晩の味噌汁の下準備をして、昨日下塗りまで完了した
キャンバスに向かった。
本日は、画稿に基づき、下描き〜マッキーによるペン入れまでやって、道具を片付けた。

作品への不安もあいまって、部屋の空気に濁りを感じたので、窓を開けて換気扇を回し、おひたしの水菜を洗った。
「今日のわたし」

第311話
2008年1月17日(木)
今季最高の冷え込みとなったと思しき本日の大阪地方。さすがに今日の寒風は堪えました。
足の指の霜焼けも一気に増えてしまった。(しかしながら、ここのところ目がかゆいけど、ひょっとして、早くも
花粉症やろか・・)

何とか配達〜買い物と完了し、帰宅。
わんぼるランチを頂き、ほうじ茶飲んで、晩の味噌汁の下準備までやって制作作業に入った。
(本日から、着彩を開始した。夕方、酸欠の予感がしたので、台所に赴き、気分転換におひたしの小松菜を洗った。)

PM7:00 本日の目標地点まで到着し、制作途中の画面に気を取られながらも立ち上がり、道具を片付けた。
洗面台の掃除までやって、心の濁りを洗い流し、平アジの塩焼きに取り掛かった。
「寒かった本日」

第312話
2008年1月18日(金)
昨日より若干マシな寒さとなった今日の大阪地方。慌しさで寒さを紛らせ無事、配送任務を終了し帰宅した。
わんぼるランチを頂き、ほうじ茶飲んで、昨日の続きに入った。

PM4:30 何とか、本日の目標地点まで手を入れ、急いで道具を片付けて部屋を出た。
今日は、バイトでお世話になっているビル清掃会社の新年会へのお誘いを受けているのだ。
場所は、堺筋本町の焼肉屋とのことである。金曜の夕方の街が醸す空気に足取りも軽く、地下鉄への階段を
下りた私だった。
「いざ堺筋本町へ」

第313話
2008年1月19日(土)
今朝は“ちりとてちん”を見ながら、わんぼる君と共に朝食をとった。
(ストーリーが進行してしまっていたので、ソウソウさんとワカサさんのキャラから話を推測しながら黙って鑑賞した。
私には何の事か分からなかったが、五木ひろし登場のくだりは面白かった。)

AM8:30 ベランダに出て、昨日飲み会に着て行ったシャツ・セーター〜ジーパンまで洗濯し、焼肉の香りに別れを告げた。
わんぼる君と分業し、部屋の掃除まで完了させて、コーヒーを入れ、ブルーハーブのDVDの音のみをかけて作品制作に入った。
本日中には、何とか完成させたかったので、頭の中で想定していた手順に従い手を入れて行った。

PM1:00 最後の一手を入れ、予定していた工程を終了した。暫くの間、あちこちから眺めて、心を決めて裏面に日付・サイン
を入れ、道具を片付けた。

空腹を抱えて、わんぼる君とチャリンコで高架下のそば屋に行き、カツ丼を食った。
わんぼる君は、かやく定食を食っていた。(私はカツを一切れあげた。)
絵が完成した開放感から、靭公園まで行き、公園脇の“ボンジュール”という喫茶店でコーヒーを飲んだ。

公園近くの食材店に寄りたいというわんぼる君と別れ、私は西梅田の本屋へ立ち読みに向かった。
「祝・完成」
第314話