「なんば・ガラス清掃を終えて」

第321話
不定期連載
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2008年1月26日(土)
本日は、北浜の現場にて階段室のPタイル洗浄〜喫煙室のガラス清掃を終え、社員の方と二人、なんばの現場へ
と向かった。

AM11:00 現場到着。作業を開始するには、中途半端な時間となった為、早メシにし、四ツ橋筋沿いの定食屋に入った。
胃の調子に今だ若干の不安があった私は、ごはん中・味噌汁に冷奴で空腹を補った。

(記載した冷奴についてですが、私、5年程前に突然、食物アレルギーが出てしまい、その際の検査で大豆も五ツ星と
なり、それ以来、豆腐が食えなくなってしまったのですが、消泡材を使ってない様なハード・コアな物で無い限り
アレルギー反応は出ないので、今日は冷奴でタンパク質を補給しました。日頃、食べている納豆・しょうゆ・味噌
等の発酵させた大豆は、アレルゲンが無く大変助かっています。)

PM1:30 無事、ガラス清掃を終え、現場を後にした。
今日は、展示のセッティングに必要な物を買出しに行きたかったので、桜川のジャパンまで歩いて行く事にした。
浪速区役所の前を通り、西へと向かった。久しぶりに歩いた千日前の裏通りは、電柱に立て掛けられた大量の
段ボールや、コイン駐車場の荒涼とした落書き等が、その磁場特有の空気を醸していた。
カバンに入っていたクロレッツを2粒噛みながらその風景の中を歩いた。立ち入り禁止のロープが張られた空き地の
水溜りには、空き缶やペットボトルがこれでもかと投げ込まれていてその水面には冷たい冬の空が反射していた。
ガムは、冷たい空気のせいで、噛んでも噛んでもすぐに冷えて固くなるので噛むのが楽しかった。

そうやって辿り着いたジャパンでしたが、残念な事に欲しかった品物が置いてなく、結局、家に帰ってチャリンコで
コーナンへと向かった私でした。
2008年1月27日(日)
PM2:00 塚口の現場のPタイル洗浄を終え、阪急電車に乗り帰路に就いた。
昼食は、まだだったが梅田の喧騒は、少し勘弁願いたい気分だったので、
地元まで帰り、商店街のうどん屋で、玉子丼とかけうどんのセット(580円)を食った。
ダシでとじられた卵と玉ねぎの甘さが疲労に効いた。うどんのつゆを丹念にすすり、暖をとってから
路地を抜けて、小学校に寄り、投票を済ませて帰った。

部屋に戻ると、わんぼる君が、スーパーから帰って来た所だった。
そば茶を飲んで、暫くの間、ストーブの前で呆然とした。
晩の味噌汁の下準備までやって、わんぼる君とバトンタッチし、発送する作品と一緒に送る工具類をまとめた。
「作業日報」

第322話
2008年1月28日(月)
本日も大変しばれる気温となった週明け北区の街。すすり切れない鼻水をかじかんだ手で拭いながら
配達に奔走し、新たな霜焼けの誕生を実感と共に任務を終えて、スーパーへ向かった。

胃の調子はだいぶ回復し、食材を眺める余裕も少し出て来た。小松菜や青魚には、まだ抵抗があったので、
チンゲン菜と、見慣れない和歌山産のシログチという魚(298円)を煮てみようかと思い買ってみた。

部屋に帰り、大根とキャベツの味噌汁を作り、本日より再開したわんぼるランチを頂いた。
今日はササミの酒蒸し・しろ菜のおひたしだった。
晩の、味噌汁の下準備〜シログチの煮付けまで完成させて、昨日、エアパッキンを巻いた発送作品のひとつ目
に段ボールシートで外骨格を形成して行った。
(作業終盤、布ガムテープを貼っていたら、不意に、小学校の運動会でやんちゃりか体操の棒を、丸めた新聞紙と
布ガムテープで作った事を思い出した。)

無事、梱包を終え、PPバンドを掛け、“天地無用”と“ワレモノ”のシールを貼って、物言えぬ荷物の
メッセージを表示した。

PM7:30 わんぼる君帰宅の知らせを受け、味噌汁・おひたしの鍋を火に掛け、チンゲン菜を洗った。
「今日のわたし」

第323話
2008年1月29日(火)
なかなか止まない冷たい雨となった本日の大阪地方。無事、配達任務を完了し、スーパー寄って
帰宅。
本日、我がマンションでは、PM3〜5時の間にガス器具の検査が来るとの通達があったので、ダッシュで
わんぼるランチを頂き、晩の味噌汁の下準備〜カラスカレイの煮付けまで完成させた。
一応、検査の方に不快な思いをさせてはいかんと思い、寒かったが換気扇をハードに回し、部屋に充満し
ているであろう煮魚の香りを追い出した。

こうして、準備万端な私だったが、PM3:00過ぎても、検査の方の来る気配は無く、明日の午後に、
作品の集荷を頼んでいた私は、呆然としてもいられなかったので、二つ目の荷物の梱包作業を開始した。
(いつもは、部屋着のスエット・パンツの上にレッグ・ウォーマー、腹巻を装着し作業に臨んでいる私だったが、
今日は、ガス検査員に不安な思いをさせてはいかんと思い、すべての保温具をスエットパンツの中にインして
社会的良識あるスタイルで、段ボール加工作業に臨んだ。)

PM4:30 ピンポンが鳴り、検査員の方が訪れた。私は、かけていた電気グルーブのサウンドを止めて、社会的に
対応した。あまり、検査の邪魔もいかんと思ったので、戸を開けたまま隣の部屋で段ボールの加工を続けた。
静かな部屋の中では、梱包資材に囲まれた私が段ボールをシャーッと切ったり、曲げたりする音だけがしていて、
ガス屋さんは“きっとこの人は段ボール屋さんなんだろうな・・”と思ったと思うよ。

10分程で検査は終わり、異常なしの報告を受けた。コーヒーでも入れて差し上げようかと思ったが、時間が少し押し
ているとの事で、検査員の方は隣の部屋へと向かって行った。

PM6:50 無事、全ての梱包作業が終了となり、部屋に掃除機かけて炊飯を開始した。
(本日のおひたしは水菜です。)
「本日のわたし」

第324話
2008年1月30日(水)
普段より少し暖かくなった今朝の大阪地方。無事、配達業務を終え、スーパー寄って帰宅。

今日は、いよいよ作品の発送で、PM4時には、運送屋さんが集荷に来て下さる事になっていたのでダッシュで
わんぼるランチを頂き、晩の味噌汁の下準備まで完了させた。

発送伝票を貼った荷物を玄関に立て掛け、展示会場用の作品リストを作りながら集荷を待った。
PM3:40 運送屋さんが二人で訪れた。採寸〜計上を終え、代金を支払い、一足先に出掛けて行く作品の無事を
祈って見送った。

部屋に戻り、久しぶりにコーヒーを入れて、リスト作成の続きをした。
(展示が近付き、頭の中の霧が晴れてくる様な高揚感があったが、おそらく会場に入れば一瞬で現実の冷や水に
襲われることだろう・・。)

PM7:00 本日の目標地点まで完了し、部屋を片付けた。ニュースをつけ、おひたしの湯を沸かしながら、洗濯物
を畳んだ。本日は、水菜のおひたしに、ホッケの開きである。
「いざ発送」

第325話