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2001年3月 「リアクション平成13年」/
Fギャラリー(大阪)

当時していた配達の仕事で偶然知り合った、
美術家と名乗る、チャン・シラワット氏
(心斎橋のタイ料理店“HATENA”の店主)
と意気投合して行ったコラボレーションです。
チャン氏が、店内3Fの物置部屋の隅に設置
した、Fギャラリー(フェイク・ギャラリー:
パチもんのギャラリー)の企画展という設定です。
欧米の植民地主義と地域独自性という
テーマで、2人は、ノリ気で展示に向かいました。
和紙と岩絵具でつくった昆布をつるし、
オープニングパーティーは、メザシを七輪で
焼いて、ささやかな反逆ののろしをあげました。
オープニングは、タダ酒が飲めると、
友人や店の客等多くの人で楽しく過ごしましたが、
実際のところ展示内容はひねりがなく、
コンセプチュアルにみせかけた恥ずかしく、
おもしろみの無いものだったと反省しています。

2003年7月 「俺の環境」/
現代美術インディペンデントCASO展 
海岸通ギャラリー(大阪)

当時、描きためていた作品をファイルにし、企画ギャラリーに
売りこんだもののうまくいかなかったところに、
安い出展料で、誰にでも展示ができるという話を聞き、
私に、ぴったりだと思い出展しました。
現代美術がもつ雰囲気と、普段の私の生活とのギャップを
無くしたいと、日頃目にする風景のジオラマ的展示をめざし
ましたが、どこか、自分の中にある「現代美術」という言葉に
対する憧れがぬぐいきれておらず、
日常サイドに身を置きながらも、
全体の醸す雰囲気がシラけた装いとなってしまい、
またしても反省に至った展示でした。

2003年9月 「俺達のキャッスル」/
GEISAI-4出展(東京ビッグサイト)

私のGEISAI初出展作品です。
CASOでの展示後、どこかもどかしく、美術界のバトルロイ
ヤル的にみえたGEISAIに思い切って出展しました。
が、アイデア、素材等、堅さがぬけてなかったと思います。
正月に伊勢に行った帰り、宇治山田の駅のみやげ屋でみつけた
「ラブ・チュー」というネズミのカップルのぬいぐるみを
我々の姿にみたて、発泡スチロールのたこ焼き皿で構成した
マンションに、ペアや、1匹で住んでいる状況をつくりました。
お客さんの反応は、ただ、ラブ・チューの
かわいさだけが受けているようで、
またしても自分の力の無さを痛感しました。

2004年9月 「ファイト フォー フリーダム」/
GEISAI-6(東京ビッグサイト)

GEISAI-4での失敗を教訓に1年の準備期間を経て再び挑みました。
日々の生活でみた風景や、しょうもない思いつきの断片の集積的
展示となりました。(いつもそうなっていますが。)
あまりにさびしい風景が多いので、布に着彩して立体にした、たくあん
(へたくそな為たくあんにみえませんでしたが。)で“LOVE”の字を
かたどり、無理やりわびしさをポップに彩りました。
以前つくったみかんの皮や駐禁のバリケートと同様のやり方で、
ブラジャーもこの時つくりました。
この時は、会場でのウケは、まあ良く、Casa BRUTUS賞もいただき、
ビッグサイトの帰路も少し明るかったです。

2005年3月 「俺色ヒップホップ」/
GEISAI#7(東京ビッグサイト)

3度目のGEISAI挑戦です。見たままの風景を描くことに飽きてきて、
タッチを変え始めました。またしても、“わびしさのポップ化”的展示に
なりました。
職場の先輩とその愛車をあられ菓子を水玉模様にみたてた背景に
描いてみたり、地元野菜が置いてあった和歌山のコンビニの棚を
描いたりしました。(「ベランダのお伊勢さん」は、この時の作品です。)
個人的には、どれも思い入れがあるのですが、
会場でのリアクションは薄く、全体的にパンチが無かった事が
敗因だったと思います。

リアクション平成13年
俺の環境
俺達のキャッスル
ファイト フォー フリーダム
俺色ヒップホップ

※写真は、つなぎ合わせている為、
一部作品が変形しています。

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