「横長の作品」

第6回
不定期更新 思い出ギャラリー 〜あの時の俺〜
横長の作品1
横長の作品2
横長の作品
横長の作品5
横長の作品4
横長の作品6
昨年の夏1
昨年の夏2
菜の花のおひたし

「俺の見た風景」(部分)  2001年 受信紙(ロール) 油性ペン 21,4×28510cm

これは、当時住んでいた西区のマンションの近くのゴミ捨て場で、近所の会社事務所から出されたとみられる
ロール紙(受信紙と書かれていた)を拾って来たので、その巻物状の特性を活かして、絵巻を描いてみました。
絵巻と言っても、別段、物語性は無く、日頃撮っていた、とりとめの無い写真のファイルをめくりながら、
気になったものを無計画に描き進めました。
筆記具には、コンビニでも手に入る現代の“矢立”に思えた油性ペンのマッキーを用いました

「昨年の夏」 2002年 紙 透明水彩絵具 30.7×618cm

自家製パネルに画用紙を張ったものを6枚つなげて、上の絵巻と同じ要領で、アルバムを見ながら水彩絵具で
下描きなしで描きました。夏の情緒が出ればいいと思って描きました。

「菜の花のおひたし」 2003年 綿布 アクリル絵具 31×141cm

画像では、分かりにくいのですが、画面中央には、エアコンの効いた部屋で眠る人物が描かれており、
左端には、“菜の花のおひたし”と書かれています。
排ガスとコンクリートに覆われた瓦礫の様な街の中で、カビ臭い空調の風を浴びて生きている我々の姿と、
ビタミン不足の思いを野菜に託して描きました。
(この後、私は、菜の花の食べ過ぎのせいか、食物アレルギーを引き起こしアクの強い野菜が食べられなく
なってしまいました。残念です・・。)

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