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過去の時候の挨拶1

2013.2.1

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過去の時候の挨拶7

過去の時候の挨拶8

★ごうごうと怒涛のように毎日が過ぎてゆき、2月になってしまった
今日この頃の大阪地方。

みなさま、草木も生えん戦場のような現代のあちこちで、それぞれ
持ち前のギャグセンスをもって弾をかわし、首のコリを笑いに変えて
生きてらっしゃる事と思います!

私の方は、部屋を占拠していた餅つき展の絵がおくむらさんのお店へと
出て行き、散乱していた各種素材を片付けたおかげで、それ以前に
やっていた画業、脳内へと接続する事が出来ました。

労働・家事・画業と両手足、皿回し状態で気を抜くとだいぶ訳分からん事
になってしまいますが、とにかく昨日の続きに現状をボンボンくっつけて
得体の知れん列車を作るのです。・・楽しみであります。現代社会の行方
のみが、この行く先を知っているのかも知れません・・。

追伸: 先日テレビで“泣くな、はらちゃん”というドラマを観ました。
長瀬さんの熱い演技は、どうしょうも出来ない現代に生きる僕らの
代弁者の様で、神様に願いを請う一生懸命な姿はうかつにも涙が出て
しまいます。大きな表情をばんばん切り替えながら走り回る絵も素晴らしい
ですね!・・僕もがんばろ!


というわけで引き続き、米蔵人おくむらさんの店内では、内野清隆の
“妄想 但馬国風土記 (たじまのくにふどき) 展”が2月16日(土)
まで開催されておりますので、宜しければ是非!ご高覧下さい。

(夕暮れ以降のおくむらさん、閉店までの店外からの観覧も昼間とは
違った表情でお楽しみ頂けますヨ!)

なお、一斗缶画廊は現在休廊中ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

※日・祝・月はお休みですのでご注意下さい。
2013.2.3
★西から飛んで来ている、ピーエム何ちゃらとかいう汚染物質
のせいでしょうか・・?

喉がぴりぴりする今日この頃の大阪地方ではありますが、
みなさまマスクなどして、何とか堪えてらっしゃる事と思います!

私の方も喉、鼻の奥のイガイガ・ぴりぴりに来るべき、黄砂
&花粉の季節に溜息・・つきつつも、今年は昨年から塩糀や
甘酒で一年近くかけて腸トレかまして来たので、少しは好転
しとるはず!と、その憂鬱を無視して暮らしている毎日です・・。

ところで、昨年末より、長らく日常を抜け出す事が出来なかった
私とわんぼる君は、ついに先日、久々の諸業務からの解放・
夢の丸一日休み!を前に、ひゃっほー!と仕事上がりにそのまま、
梅田、丸ビルのタワレコで落ち合い、JR東海道線の新快速に乗車
しまして、大阪から脱出!かまして来ました。

・・という物言いの割りには、たいへん近場ではありますが、京都で
降りまして、来しな適当に予約した駅近、堀川通り沿いのAPAホテルに
チェック・イン〜11階・大浴場にざっぱーんと浸かり両手足解放・・
ふへ〜っ・・と疲労を癒しました。

そうして、風呂によってサッパリ、日常から離脱した身体で、旅行者で
いられるのが嬉しい街の夕暮れに浮かんでいる京都タワーを眺めながら
浮き足立った足取りで、“メシどーする?”と闊歩しまして、自分達に
適当と思われた烏丸通り沿いの中華屋に入ってみました。

(・・ここからちょっと話が長くなりますので、また続きは後日書きます・・)


というわけで引き続き、米蔵人おくむらさんの店内では、内野清隆の
“妄想 但馬国風土記 (たじまのくにふどき) 展”が2月16日(土)
まで開催されておりますので、宜しければ是非!ご高覧下さい。

(夕暮れ以降のおくむらさん、閉店までの店外からの観覧も昼間とは
違った表情でお楽しみ頂けますヨ!)

なお、一斗缶画廊は現在休廊中ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

※日・祝・月はお休みですのでご注意下さい。
2013.2.5
★雨が過ぎ、また冷え込み冷え冷えとなってしまった今日この頃の大阪地方。
(大気中のピーエム何ちゃらは、雨で流れたのか、私、喉イガはだいぶマシに
なりました!・・でも、アスファルト表面・凹凸の隙間や河川にはどんどん濃縮
されていってる感じなんですかね・・)

と、そんなこんなで週が変わっても、街は、そ知らぬ顔で相変わらずごんごん、
サディスティックに僕らを追い込んでいるのですが、みなさんお元気で活動されて
いる事と思います・・!!

というわけで、興味ないでしょうけど、私にとって楽しかった先日の現実逃避の京都の
つづきを書かせて頂きます・・。(以下本文)


・・そうして入った外観はいたって普通の庶民的中華居酒屋の店内には、映画“ブレード
ランナー”の影響でしょうか・・?ネオン管でアルファベットと漢字で書かれた“飲茶”の文字が
交互に点灯する調理ブースがせり出していて、何故か、レゲエ〜ダブ・サウンドが流れ続けて
いました。その国籍不明の時間が流れる風景の中で僕は、280円のピリ辛胡瓜をあてに紹興酒
に氷を入れてもらったものを飲みながら、窓の外の夕闇に滲むヨドバシカメラ前に並んだタクシーの
ブレーキランプの列を眺め、牡蠣と野菜のイタメ〜さっぱりミニラーメンと食らいました。
(・・イタメの牡蠣は一旦、油で揚げているらしく、表面に残る若干クリスピーな感じに、私、この
ような庶民的な店でありながも、中華魂を発揮させているとはやるなぁ・・!と感じ入りました・・。)

そうして、腹を落ち着かせた私は、わんぼる君からの誘いを受け、氏がうら若き頃に通ったという
京都、伝説のロック・バー“治外法権”へと向かうべく三条・木屋町へと移動しました。

わんぼる君によると、お店は九時からの営業ということでしたので、柳が揺れる夜の高瀬川沿い
の白いダウンにミニスカートのお姉チャンらの呼び込みをかわしつつメディア・ショップ〜田中珈琲と
時間を潰し、九時過ぎに行ってみたところ、おそろしい、“あの扉”の向こうからひょいと顔を出した
マスター(!!?)から“もう30分待って”とのメッセージを受けました。

で、致しかたあるまいよ・・と、こちらもわんぼる君が通ってらしたという先斗町のジャズ・バー
“マジョリカ”にちょろっと入ってみることになりました。

が、私、ジャズのことはよう知らんですし、さっきまで“治外法権”のことばかり考えてすっかり
ロック検索脳になっており、ましてやジャズ・バーなど初めてだったので少々とまどいましたが、
マスターもやさしく、リクエストありましたらレコードもありますので、との言葉をかけて頂きました。
(お店は丁度常連さんとみられるマスターと同世代な感じの方々と入れ替わりで、CDと思しき
サウンドでトム・ウェイツがかかっていました。普段、ほとんど洋酒は飲まん私ですが、アナログの
家庭にはないサウンド・システムでせっかくジャズが聴けるというのに、いつもみたいに焼酎飲む
のもなぁ・・とバーボンに氷を入れたものをお願いしました。そうして、氷屋さんの純氷がバーボンで
濡れて透き通って行く様を、指でまわしながら眺めてリクエストを考えていた私は、自分の無知ぶり
をマスターに伝え、ビリー・ホリデイをお願いしました。)

こうして、スピーカーから聴こえ始めた、ぶっつ・プチプチ・・というしばしの音の振動に“・・いいもんだなぁ”
と耳と心を準備していると、薄暗い店内の木の梁の陰で本当に歌っているかのような濃厚で
温かな可愛らしい声が、お店の空気を大きく一気に包み、しみわたり、僕らはっと痺れてしまいました・・。

そうしてA面が終わり、リクエストを求められましたので、ピアノはどんな音がするんだろう・・と
ビル・エバンスをお願いしました。“いつ頃のを?”と聞かれましたが、マイルス・デイビスとやっていた
頃のしか知らん私は、その旨を伝え、マスターのお薦めをお願いします、と言うと、では晩年の・・と
枯れ葉の樹がジャケットになったものを取り出してかけてくれました。

静かな期待の中、鳴り始めたそのレコードの音からは、鍵盤をたたく部品の質感や重さまで“もうっ”と
伝わってきて、もういないはずの氏が、その時代の空気と共に現れて弾いている様でした・・。

そうして、ビル・エバンスを2曲ほど聴かせて頂き、良い時間となった我々は、“治外法権”へと向かうべく、
マスターにお礼を述べ、上着を着ました。(マスターは入口の段差に気をつけてと扉まで見送って下さいました。
・・ちなみに、私、マスターに、先日タワレコでマイルス・デイビスの“ビッチェズ・ブリュー”(大変エレクトリックで
抽象的なサウンドの2枚組みのアルバムです)を買ったのですが、一枚目の途中までしかまだ聴いてません・・
と伝えると、マスターは発売当時、買ったけど、その手のものが好きな知人とレコードを交換してしまったと話して
おられました。マスターの趣向が少し垣間見えた気がしました・・。)

こうして、なかなかいい時間となった僕らは、温かな音とバーボン、&フルーツの余韻と、次なる期待に
わくわく!夜の先斗町、石畳の路地を抜け、ドキドキのお目当て“治外法権”へと向かいました・・。(つづく)


というわけで引き続き、米蔵人おくむらさんの店内では、内野清隆の
“妄想 但馬国風土記 (たじまのくにふどき) 展”が2月16日(土)
まで開催されておりますので、宜しければ是非!ご高覧下さい。

(夕暮れ以降のおくむらさん、閉店までの店外からの観覧も昼間とは
違った表情でお楽しみ頂けますヨ!)

なお、一斗缶画廊は現在休廊中ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

※日・祝・月はお休みですのでご注意下さい。
2013.2.6
★またやってきた雨が過ぎ、雲の合間に抜け始めた濃いブルー
の空が美しかった今日この頃の大阪地方。

雨上がりの空気の澄み具合が、寒さを一層、際立たせておりますが
みなさま、お元気の事と思います・・!

私の方は、個人個人の事など知ったこっちゃない、煩雑な社会に
こまやかな喜びを消し去られてしまいそうですが、何とか元気に
やっておりますぞ。

というわけで、脳ミソの中の思い出が消し飛んでしまわぬうちに、
興味ないでしょうが、先日の京都のつづきを書きとめさせていただきます・・。

以下本文

・・そうして辿り着いた“治外法権”の入口、廊下扉前には電気が灯り、
扉の向こうからは明らかに営業中のサウンドがズンズン響いておりました。

その活発な感じにニヤリ・ドキドキ!扉を開けた僕らは、店内に溢れている
メタリックな風圧を浴びながらカウンターに着きました。

どうやらそのサウンドは背後のモニターに映し出された司令塔・指揮者が如き
ドラミングの映像と見合わせたところ“ラウドネス”の様であり、(・・私、あまり詳しく
ありませんでして・・)マスターとしきりに話されているカウンターの、頭にタオル
を巻いた方とガタイのいいアンちゃんの世界とみられました。

〜注文を取りに来て下さったマスターにとりあえず、氷にラム酒を注いだものをお願いし、
この流れからいったい何をリクエストすべきか・・店内のディティールを見回しながら、
レモンいりません、と言って届いたグラスの濃い赤茶をチロリ・・舐めて喉を濡らしつつ
鼓膜からゴンゴン身体に入って来る音を楽しみました。

そして、僕らの左肩、斜め上方にレッド・ツェッペリンWのジャケットが飾られておるのを確認
していた私は、それをアイデアの叩き台に、ブルージーでスピード感あるブリティッシュ・サウンド
ならこの空気に違和感なく繋がるのではないか・・と考え、マスターに“アキレス最後の戦い”
をアナログでお願いしました。

するとマスターは、暫しのタオルのアンちゃんとの語らいに間合いを置きながら、背が茶色くなった
レコードがぎっしり詰まった棚から“プレゼンス”のあの盤をサッと選び出し、針を交換・・!!
音質の微調整をして下さったのでした。そうして鳴り始めたレッド・ツェッペリンのギター〜ベース、
ドラム、ヴォーカルに一瞬、店内の空気はクール・ダウンしてしまったかに思えましたが、熱く、
内にたたみ掛けて来る、髪の長い馬が猛烈に駆け回る様なサウンドにマスター〜アンちゃんらと、
寡黙に口角をニヤリ・・!!されながら、リズムを刻んでらして!!、カウンターで揺れるみなの
グラスの風景は響き渡る暗く哀しみを帯びたサウンドと共にあつく、みな、目を合わさずとも流れる
スピード感の中、音の中にある共通の部分を感じている空気が流れて行きました・・。みなさん!!
お好きですねぇッ!!!

そうして一曲が終わり、再びラウドネスの映像とサウンドで、語らいが戻った店内・・マスターの
背後のドクロの置物の片目にはめられたビー玉と、その手前のメモ立てに挟んで飾られた
マスターの似顔絵と思しき、愛のある筆致に微笑ましい気持ちになりながら、ラム酒のおかわりを
注文・・〜アナログでAC/DCのホール・ロッタァ・ロージーをお願いしたところ、リクエスト入ってる
からちょっと待って。と言われました・・すんません・・とお詫び申し上げておると、鳴り始めたサウンドと
映像にびっくり!!それはアンガス・ヤングのギター・リフ、ボン・スコット亡き後の“サンダーストラック”
のライブ映像でした。・・その間にマスターは再びあの棚から、チラッと見えた“地獄のハイウェイ”の隣
に入っていた“レット・ゼア・ビー・ロック”のあの盤を取り出し、セッティング〜続け様に“ホール・ロッタァ・
ロージー”〜更に、先程のライブ映像に戻り、ブライアン・ジョンソンのホール・ロッタァ・ロージーへと
繋げて下さったのでした!!

すると、左隣向こうに座っていたタオルのあんちゃんがやって来て、爆音でよく聞き取れない中、
“やっぱアナログいいわ!ボン・スコット有難うございます!!”とかなんとか申されながら握手を受けまして、
繋がっているのかよう分からんけど嬉しくなりながらオーバーアクションで会話・・“心の確認”?みたいな
コミュニケーションを交わしました。

その後、更にマスターがレッドツェッペリンの’07年の再結成ライブDVDを流してくださり、“・・自分初めて
やな・・”って言われました!!温かでやさしいお心遣いに深々と頭を下げながら、“・・彼女は覚えてるわ・・”と
おっしゃってわんぼる君にニコリ、やさしくにこやかにされていて、現時点に佇む僕はわんぼる君が
過ごされた青春時代に、少し思いを馳せて、・・う〜ん・・うらやましいなっ・・て思いました。

常連さんと思しき新しいお客さんと入れ替わりで“治外法権”を後にしたその夜は、キーンとした耳鳴りと、
覚醒に入ってしまった酔いに加え、何より、恥ずかしい様ななつかしい嬉しさですっかり興奮してしまい
よく眠れませんでしたが、胸の中に温かい思い出が残った事がとてもとても嬉しかったです・・。


そして、翌日、本来、メインの目的であった“京都 冬の旅”の文化財特別公開は、椿で名高いという
東山の霊鑑寺へ朝っぱらからいってみました。(・・当初、レンタサイクルで行く予定でしたが寒すぎた為、
バスで行ったところ早く着き過ぎてしまい哲学の道を散策・・丁度、節分際の準備をされていた大豊
神社の焚き木で暖をとらせていただきました・・。)

霊鑑寺の椿はいまひとつな具合でしたが、お庭の苔の緑が朝の光に冴えていて鮮やかでした・・。
(書院の狩野元信・永徳によるらしい障壁画もよかったです・・梅?の枝ぶりが金地に若々しい筆致で
瑞々しく映えていてきれいでした。)

この後は、細見美術館までとことこ歩いて(・・途中、平安神宮の前の木でパタパタっ!と俊敏に遊ぶ
ヤマガラを2羽見ました!)琳派の展示(・・俵屋宗達の伊勢物語、光悦の書、よかったです!)観て、
早々と京都駅まで舞い戻り、新福菜館!でラーメン並みにライス&朝鮮漬け(・・今日日このネーミング!)
〜駅までの路地途中のお寺の節分際で甘酒のふるまい受けて・・もういっぱいいっぱい・・一日にも満たない
滞在時間で早々と日常が待つ大阪へ、正午過ぎの明るい日差しを受ける空き空きの新快速で運ばれて帰りました・・。

・・素敵な思い出を下さったわんぼる君に感謝です・・!!



というわけで引き続き、米蔵人おくむらさんの店内では、内野清隆の
“妄想 但馬国風土記 (たじまのくにふどき) 展”が2月16日(土)
まで開催されておりますので、宜しければ是非!ご高覧下さい。

(夕暮れ以降のおくむらさん、閉店までの店外からの観覧も昼間とは
違った表情でお楽しみ頂けますヨ!)

なお、一斗缶画廊は現在休廊中ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

※日・祝・月はお休みですのでご注意下さい。
★冷蔵庫の底の様な、キーンと冷たく乾いた空気に包まれた
今日この頃の大阪地方。

先日の朝はハラハラと雪が舞い、街の表面、構造物の上面全てが
うっすらと白く覆われていて、すぐに解けてしまったものの、なかなか
きれいでありましたが、そんな風景の中、みなさん、それぞれの場所で
元気に過ごされている事と思います!

私の方は、先輩社員の方々が寒空の下で放つ上品なジョークに迂闊にも
大笑い、乾燥した唇の端をピッと切ってしまったりしてしまいながらも、お蔭様で
何とか、疲労に反比例する形で、明るい心持ちで生きて行けております・・。

が、先日、銀行ATMで預金を引き出した際、もともと限りなく透明に
近かった残高が、“・・はぁっ?”と予想以上に驚くほど激しくその透明度を
増しておりました。

この減り具合はおそらく国民健康保険のしわざやと思われましたので
(・・私、昨年末より勤務形態の変化の為、社会保険に移ったので引かれるはず
はないのですが・・) 早く帰ってやらないかん事一杯あんのに、くそっ!と
日が落ちた商店街脇の国道をダッシュでチャリ漕ぎ、早々と店仕舞い始めとる
区役所に駆け込み、エレベーターに乗車〜“もう私、帰るんですけど何か?”な
空気満々な窓口で確認してもらったところ、年末から引き落としは続いており、
社保への移行を申請しない限り、引き落としが永遠に続くのは当然ですよ。馬鹿じゃ
ないんですか?みたいな態度で言われ、オイラのムカつきは頂点に達し、更に、
奥のおっさんらが、“また馬鹿が来よったで”と言わんばかりに聞こえる声で
”さ、帰ろ帰ろ”とぬかしよったので、一瞬机をグチャグチャに破壊してやりたい衝動
に駆られましたが、ぐっと堪え、“・・ちょっとおかしいんじゃないんですか?社会保険と
連携してないんですか?”と聞くと、“してないです。”と当然のように答えられました。

・・何じゃそりゃ!?と思いながら、“生活困るので今すぐ返して下さい!!”と言うと、
申請出してもらえれば自宅へ書類を郵送しますので、それに銀行口座を記入・押印〜
返送してくだされば3〜4週間でお返ししますとアホな鳩の様な顔で言い放ったので
“勝手に関係ない人の口座から引き落としといてメチャクチャじゃないですか!!請求
する時だけは連絡もしてないのに勝手に散々してきて、高くなって行く一方の額を俺、去年
病院なんか一回も行ってないのに、一度も漏らさんと働いて働いて払い続けたんですよ。
商売としておかしいんじゃないですか?とにかく、俺貧乏なんで今すぐ返してください!!!”
(・・窓口の向こうの奴等は綺麗な服を着ていて、俺は埃まみれのボロボロの雨具上下
に洗濯も出来て無いくっさいニットキャップ姿・・保険料払って服なんかもうずっと買ってない
のに・・帰るのジャマする汚い迷惑なヤツが来たっていう目でモロに見やがって・・と情け無さ
で一杯になりながら)言うと、とにかく申請してもらわないと・・の繰り返し、“国保と社保の保険証
持って夕方5:30までに来て下さい”と言われ、そんなもん・・今持っとるわけないやん・・しかも
そんな時間までに・・騒いだって無駄やろうし、もうええわ・・と閉まり始めた役所を後にしました・・。

が、チャリの鍵を開けながらどうにも怒りがこみ上げ、納得が行かんやったので猛ダッシュで帰宅
〜保険証2種類持って半分電気が消えた区役所に駆け込み、呼び止めようとするおっさんを無視
してエレベータに乗り込み、先程の窓口へ行くとシャッターが降りていました・・。

が、格子の向こうに先程の連中が見えましたので、その隙間から保険証をぴらぴらさせながら、
すんませーんすんませーんと呼び続け、無理矢理確認してもらい、迷惑そうな顔丸出しのさっきの
ヤツに“早く返して下さい!”とちゃんと敬語で言ったのですが、“お急ぎなら昨年分だけ振込みで
返せます”と訳の分からん返答をされ、もう我慢出来なくなった私は、半泣きになりながら、
“何なんすかそれ!いい加減にしてくださいよ!こんなとこで言ったって無駄なんでしょうけど
おかしいと思わないんですか!?どうせ、また変なヤツが来たって思ってるんでしょう!!!”
とわめきちらしていました。

連中は、全然その気がなさそうな顔ですみませんすみませんって口先だけで言うばかりで、
僕は、いい歳してこんなことを叫び散らしている自分が悲しくて仕方ありませんでした・・。
途中から、俺が騒いどる理由なんか、多分この人達、一生分からんのやろうな・・と思い、むなしい
だけでした・・。

その後は、先程呼び止められたおっさんに出口こちらですと誘導されて真っ暗の戸締りが終わった
一階の玄関脇の戸から外に出されました・・。こんなくだらん話を長々と書いてすみません・・。

後日、“今まで有難う”、とか、“黙って取り続けようとして悪かったです”等の文字が一字も無い、お前が
悪いんやぞと言わんばかりの“国民健康保険料過誤納金通知書”なる威張った紙が入った封筒が
ポストに黙って入っていました。

お金が無いと生きて行けない貧乏な僕は、貴重な貴重な時間を割いてその紙に一生懸命記入、
押印し、代官様に納得が行かん話を只々堪えて懇願しにいく様な心境で寒風吹きすさぶ中、
わざわざ郵便ポストまで出しに行きました・・。


というわけで引き続き、米蔵人おくむらさんの店内では、内野清隆の
“妄想 但馬国風土記 (たじまのくにふどき) 展”が2月16日(土)
まで開催されておりますので、宜しければ是非!ご高覧下さい。

(夕暮れ以降のおくむらさん、閉店までの店外からの観覧も昼間とは
違った表情でお楽しみ頂けますヨ!)

なお、一斗缶画廊は現在休廊中ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

※日・祝・月はお休みですのでご注意下さい。
2013.2.9
2013.2.10
★明るい日差しのぬくもりを冷たい風がさらって行く今日この頃の大阪地方。

みなさま、それぞれの場所で元気に暮らされていることと思います!

私の方は、老い&冷えで海から上がったイグアナがごとき運動速度になった
身体を巧みに操りまして職務〜諸家事・画業と立ち向かっておる毎日です。
・・はよ温くなって〜って春を待ちわびてます!

ところで、先日は、いつも素敵なお料理でもてなしてくださる中津のHITSUJIーDOさん
で2月度のおうちカフェが催されているとのことでしたので、私、朝だけ出勤を終えた
休日の清々しく落ち着いた空気に喜びを解き放ちながらわんぼる君と落ち合い、
“ぜひ行きましょう!”と誘い合っていた米蔵人おくむらさんへ〜祝日前で忙しいお店、
奥様にお詫び申し上げながらご主人の配達用軽自動車に乗せて頂き、3人で行って
参りました。

・・十分住み慣れたつもりのわが町もおくむらさんの運転する軽四にて途中途中の風景、
商店の今昔のお話を伺いながら、独自の信号を回避された最短ルート、下駄のような
アクセル・ワークでぎゃおんぎゃおん!楽しく運ばれて、あっちゅう間にHITSUJI−DOさん
の裏手に到着。

〜ファンの方々でにぎわってる“おうち”に通され、ご挨拶・・今回は天然酵母のピタパンの
サンドということでお品書きの“フムス”っていうひよこ豆を茹でてつぶしたもの、のとカマンベル
チーズの味噌漬け!?にキャベツがはさまったやつをひとつづつに、お菓子プレートを一皿、
みなで分け分けコーヒーで頂きました・・!!

フムスの方は胡麻入りのピタパンで、いっしょに挟まった薄切り玉ネギの爽やかさとフムスのふむふむ
した食感・風味と胡麻が効いたピタパンのクニュッとした歯ごたえがナイス・ハーモニーで美味しかった!!
です!

プレーンのピタパンに挟まったチーズの味噌漬けの方は、肉?かと思われる程、滋養あふれるお味で、
キャベツの薄緑と甘さが美しい食感で彩りを加えてまして大変美味しかったです・・!!

〜もちつきの時は落ち着いて話も出来なかったおくむらさんとHITSUJI−DOさんと楽しみなコラボ!!
企てを、是非実現させましょう!!と少しばかり語らい、届いた木苺のピンクとチョコレートのコゲ茶が
可愛らしい彩りのお菓子プレートをコーヒーおかわりで頂きました。(・・お皿の上の4種、なかでも私、
コーヒー風味のクリームが挟まれたしゅぽしゅぽした生地のお菓子がとても新鮮な印象でした・・)


一足先に颯爽と配達の続きに出て行かれたおくむらさんと、HITUSUJIーDOさんとおそれ多くも今後も
楽しみなひと時を過ごさせて頂いた僕らは、いつまでもいてしまいそうになる“おうちカフェ”を後に、闊歩
闊歩あるいて梅田〜なかなか行けてなかった肥後橋のカロさんで開催中の尾柳佳枝さんの展示を観覧
して帰りました。


追伸:案内には絵と陶器展と書かれていた尾柳さんの展示、陶芸教室に通われて焼かれたという陶器は、色彩・
かたち・釉薬の質感と、ととてもとても付け焼刃な思いつきでつくられたとは思えない完成度で尾柳さんの世界観に
見事ピタッときていて、この人、相当器用やな・・と恐ろしくなりながら、指導(?)されたかどうかは分かりませんが、
先生は、さぞ、本阿弥光悦に陶芸を教授した楽家・常慶のような心境になったのではなかろうか・・と勝手に心配
したりしてみながら、楽しく観覧しました。

良いなぁ・・と思うものはみんな売れてしまっていて、みなさん目ざといなぁ・・と思いながら、設定価格と売約済みの
微妙なすれ違いもおもしろく眺めまして、冷たそうでありながら、椿の花がごとき印象で美しく佇んでいた水色のお猪口
を僕ら購入希望して会場を後にしました。家に来るのが楽しみであります・・!!


というわけで引き続き、米蔵人おくむらさんの店内では、内野清隆の
“妄想 但馬国風土記 (たじまのくにふどき) 展”が2月16日(土)
まで開催されておりますので、宜しければ是非!ご高覧下さい。

(夕暮れ以降のおくむらさん、閉店までの店外からの観覧も昼間とは
違った表情でお楽しみ頂けますヨ!)

なお、一斗缶画廊は現在休廊中ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

※日・祝・月はお休みですのでご注意下さい。