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時候の挨拶 バックナンバー
2013.10.20
★とんでもない台風が過ぎ、極端に寒くなってしまった大阪地方の今日この頃。
みなさまお元気でお過ごしの事と思います・・!

私の方は、この季節の移り変わりのハーフトーンの無さ・・が、現代人の心の殺伐に
追い討ちをかけているのかも知れん・・と思ってみたりしながら、急遽引っ張り出してきた
手袋を装着、早朝の出動チャリを漕ぎ、忙しなく畳み掛けて来る毎日をえんやこらさ
と、生き凌いでおります。

また、急激に季節はずれになってしまった部屋のゴザを掃除機ブインブインかましながら
ホットカーペットに取替え(・・さすがに電源はまだ入れていませんが)、心身に沁み込んで来る
冷え込みの軽減を図りました。

本当に極端な気候であります・・。夏の暑さで燃焼してしまった身体の脂肪を、早いとこ
食いまくって取り戻さねばなりません・・。そうやないと寒いぜ!

先週までの蒸し暑さが遥か昔の様です・・。もう、冷たいビールの季節も終わりかも知れません。
この間は近所のチャンポン屋で今季初の焼酎のお湯割りを頼みました。(オバチャンが自家製の
らっきょうを出して下さって、疲労回復!の美味しい甘酸っぱさでありました・・。有難かったです・・!)

まぁ、冬には冬の喜びがあるでしょう・・!文句言わんと目の前の課題やります・・。泣きながら・・。


追伸: 先日、わんぼる君に誘われて、園子温監督の映画“地獄でなぜ悪い”を観に行きました。

決して万人にお薦め出来る映画とは言い難いですが(・・ありえんでしょうけど、もし、そういう配慮
がなされると輝きは無くなってしまうでしょうねぇ・・)、私は素晴らしいと思いました。グチャグチャで
汚くて美しい、コメディとして処理出来ない熱い台詞の数々・・、ラストの雨の中、夜の住宅街を、まるで
恋が成就したかの様に、純粋な喜びをめちゃくちゃな笑顔で身体一杯、燦々とぶち撒けながら走る平田クン
の姿はもう涙が出るくらいの美しさであったと思います・・。(あの足取り、印象的でした・・。あんなの
演技で出来るもんなんですかね!?)とにかく大変でした・・。

(・・ゆらゆら帝国の音楽も粒子の荒い映像にピッタリでぐっ・・と引き込まれました。ラストの銃撃戦の音
もドンパチ・バンバン火薬のにおいがしてきそうなくらい凄くて、映画館って豊かやなと思いました。
個人的には、若者達がジンジャーエールで乾杯している場面が好きでした。憧れやニセモノの中に、
本物がある場合があることを教えられた気がしました・・。)



・・というわけで、米蔵人おくむらさんでの常設展は現在、「とちのき」(’13年作)に未発表の新作絵画&小品
を展示した新企画・ざる画廊のコンビネーションで開催中です!宜しければ是非!ご高覧下さい。

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2013.10.26
★入れ替わり立ち替わりやって来る台風が連れてくる湿気〜降ったり止んだりの雨・・で梅雨みたい
になっとる大阪地方の今日この頃・・。なかなか大変な毎日ですが、みなさま、各分野でビシバシ元気に
頑張っておられる事と思います!

私の方は、ぐちゃぐちゃになった雨合羽を水洗い・乾燥〜再びのぐちゃぐちゃ・・と繰り返しております。

快適を夢見て即不快の日々です。悲嘆に暮れながら“エンドレス・レイン”を口ずさみ、このメンテナンス地獄
を謳歌しております・・。

手間と栄養価の兼ね合いから、根菜類に動物性たんぱく質、酒・生姜〜ラストにネギ、ピーマンとぶち込んで
スピード化と理想の凝縮・・?を図った味噌汁をメインとした晩飯クッキングの方では、いい加減、気持ちの上でも
飽きが回って来たので、先日は198円という値段の割には、サワラ級に太った福井産のサゴシを購入、
今季初の大根をすりおろし、焼き魚にして食いました。パリパリの皮にカボスをぶしゅっと絞って食いましたよ。

久しぶりに食った焼き魚・・一人暮らしを始めた頃、部屋に換気扇も無いのに焼いていた事を思い出しました。
只焼くだけなのに凄い完成度の“料理”が魚の身の中に出来上がっているのが不思議であります・・。
トリコ氏言うところの、まさに“・・全ての食材に感謝こめていただきます!”であります・・。


追伸: 先日の帰り道、路地裏の酒屋の自販機の前で、大きなヘッドフォンをした若者がアサヒ・スーパードライ
と思しき銀色ボディのドリンクを飲んでいました。

どうやら大音量でミュージックを聴いているらしく、チャリで通りかかった私の耳にも“ビーッシク・バーッシク・
ビーッシク・バーシック・キーッ・キーッ・キーッ・キーッ・・・・・”と高速で打ち込まれるリズムが聴こえて来ました。

・・ハードなの聴いとるな・・と思いながら、私は彼の前を通り過ぎたのですが、何故かその後も、そのサウンドは
変わらぬ音量を保ったまま聴こえ続けていて、・・おかしいな?と思っていると、私の前を行くおっちゃんのチャリの
スポークに、カゴに載せたビニール袋が“ビーッシク・バーッシク・・”と一定のリズムを刻みながら打ちのめされ
続けていて、“キーッ・キーッ・キーッ・キーッ・・”というヒステリックなサウンドはおっちゃんのペダルの音でした・・。

ハードなのはおっちゃんでした・・。


・・というわけで、米蔵人おくむらさんでの常設展は現在、「とちのき」(’13年作)に未発表の新作絵画&小品
を展示した新企画・ざる画廊のコンビネーションで開催中です!宜しければ是非!ご高覧下さい。

2013.11.4
★日毎秋が深まり・・というよりは、もう只寒くなっていってるだけ・・
の様な今日この頃の大阪地方。空に霞む白い空気は何でも
PM2.5の影響らしく、なかなか心底ここち良い爽やかな日和がない
まま冬になってしまいそうですが、みなさま、負けじと元気に過ごされて
いる事と思います・・!

私の方は、衣服のチョイスが微妙なこの気候に、情け無い思いをするのなら・・
と、早くもニットキャップを登場させてチャリ漕ぎ、吹き来る風に対処〜
チャリンコのライトを今までのダイナモ式から電池式のLEDのヤツに転向
しまして軽くなったペダルに喜びつつ何より、朝夕の闇に白く効くアピール・
安全性に豊かな気持ちで移動かましておる昨今であります。(・・はよ変えとけば
良かった・・。)

〜結局、バタバタと忙しなく、スピード化が要求されてしまう晩飯クッキング
の方では、以前からの具沢山味噌汁に厚めに切ったこんにゃく〜ラストの
仕上げ前にいしづきをとっただけの椎茸を傘を動かさぬ様投入してチョロ蒸し、
碗に盛ってから、ちゃぶ台上で小皿に引き上げ、傘の中に満ちるぐらいにカボス
搾って焼酎のお湯割りと共に食ってます・・。だいぶ貧乏臭い話で申し訳ありません・・
が、美味いです・・。こんにゃくも単独で引き上げ、金山寺味噌つけて、アテにして食ってます・・。
こんにゃくが美味い・・と思うようになったら、もう立派なオジイでありましょう・・。

温かなこんにゃくと麦麹のかほり&お湯割りが導く、山里の温泉が如き穏やかな
境地に煩雑極まりない日常でやられた胃袋内、細胞の敵味方、境目がラブ&ピース・・
ノー・サイドになってしまいそうです・・。


追伸: 先日、国立国際美術館で開催中の工藤哲巳回顧展を観て来ました。

・・工藤哲巳さん・・私、赤瀬川原平氏による、読売アンデパンダン展周辺を
記録した名著、“反芸術アンパン”の中でしかそのお名前と作品を知らなかった
のですが、会場に延々と充満した、生理的なグチョグチョとした作品の連続・・
ギャグの無い感じは正直シンどかったですが、会場のソファに置かれた分厚い
カタログの存在やポスター〜ポストカードといった媒体を通して観る色彩、造形は
カラフルで繊細で美しく、グロテスクな部分もユーモラスに映るのが不思議でした。

また、当回顧展にちなんで企画構成された具体美術〜ハプニング〜早くから工藤氏
に興味を示してきたというポール・マッカーシー、マイク・ケリー(・・アメリカ西海岸の
デストロイヤー両者・・’90年代に学生時代を過ごした我ら、グランジ世代の美術系
には、そのダイレクトでキュートな精神性に影響受けた人は凄く多いと思います・・)
の展示も大変興味深く、それぞれの作家のエッジの立った美しさが伝わって来て
おもしろかったです・・。改めて、会場全体に流れる人間の精神の不思議・・を記録
し続ける美術史編纂の強靭さに感服しました・・。

(・・個人的には、あまり得意ではない草間弥生さんの’70年代の銀色に塗られた
ソフトスカルプチャーがカッコイイ思いました。〜昨年亡くなってしまったマイク・ケリー氏の
’09年の、化粧品ボトルの様な、都市風景みたいな彫刻作品はとてもやわらかで、
私の中に印象付けられていた氏の、我々の感情を代弁するかのような激しいパンク精神
はもう遠く遥か、穏やかにボンヤリ・・やさしく灯っていて、それまでの部屋で尖った脳ミソが
ふわり・・心が温まって良かったです・・。)


・・というわけで、米蔵人おくむらさんでの常設展は現在、「とちのき」(’13年作)に未発表の新作絵画&小品
を展示した新企画・ざる画廊のコンビネーションで開催中です!宜しければ是非!ご高覧下さい。

2013.11.10
★朝晩の暗がりの増幅・・に挟まれて減って行く日照時間・・。
たまに差す光〜曇天、予期せぬ雨・・が上がり、冷えた風
が吹き抜けて行く今日この頃の大阪地方ですが、みなさま
元気でお過ごしの事と思います・・!

私の方は、路上の枯れ葉をスピン・スピン、攪拌さしとる
乾いた風に、我が人生の疲れも一緒に吹き飛ばして欲しい・・って
思いながら冷えとコーヒーが加速させる尿意・・に冬の訪れ
と40代の膀胱の実力・・の限界を実感、しつつ任務・任務、
繰り返している毎日です。

“冷え”・・と言えば、季節の果物・柿、も身体を冷やすとか・・
で、かの豊臣秀吉は好まなかったとか・・と聞いた事があります。
(・・織田信長は干し柿が好物であったとか・・。漫画“へうげもの”
の中で、石田三成は“柿は痰の毒ぞ”という言葉を発しております。
・・劇中での、その発言の真意は徳川への皮肉と織部への期待、
忠告が込められている様です・・。)

が、私、その美味しさ!に食えるのは今だけやん!と朝・晩、喜んで
剥き剥き、食しております・・。八百屋の軒先に並んだ柿にも、富有柿、
次郎柿、に種無し柿・・と、いろいろあります。お店の方が言うには
柔らかくて一番甘いのは種無し柿だそうで、実は渋柿を渋抜きしたもの
との事!で意外であります。(富有柿、次郎柿は元からの甘柿とのこと)

どうも、渋み成分のタンニンが、唾液に溶け出すか出さないかの問題の様です。
渋みを抜くと甘柿を上回る甘みを持つ渋柿。そこまでして食われたくなかった
のでしょうか・・。結局、それがバレてかえって食われとる気もしますが・・。

とにかく、美味しさに感謝!であります。


追伸:先日、梅田のスカイビルの足元に建築家のANDOさんによる緑の壁
が作られたというので、チャリンコ漕いでひとっ走り観て参りました。

・・スカイビル敷地内、せせらぎが流れるベンチ沿いに建てられた緑の壁は
もしゃもしゃと様々な植物が植えられた巨大な緑の彫刻の様で、その高さ
と長さが描くパースの迫力とディティールの面白さに近づいたり離れたり、
端から端まで表裏、その造形、表情を愉しみました。

特に、所々打ち抜かれた空間の、縦横寸法の独特な比率はANDOさんならではの、
人体比率との絶妙な対比!スケール感、が何とも言えん不思議な魅力で
やっぱり心をグッと捕られました・・。ANDOさんの建築に一貫してあるこの感じ・・
何なんでしょう・・。うーん・・くすぐられてしまいます。

また、そこから覗く北ヤードに並ぶビルや、向こう側の公園の木々の紅葉、
既存の花壇の造形とも、びしっとマッチしていて、視点が変わる度に足を止められながら、
眼の前から跳ね返って来るズッコーン!と抜けた空間の妙を・・イイですねぇ・・と反芻しました。

また、様々な植物で形成された目の前のディティール、可愛く咲いたキク科の花々を
飛び交う虫達、〜ツツジ、アジサイ・・と季節を変えて咲くであろう植物の構成も全体の
強さに反してとてもやさしい印象で素敵でした・・。壁の向こうに建つスカイビル・原広司さん
への建築愛・・!が何よりも貫いている様に感じました。

・・北ヤードの水の広場〜大阪駅前・丸ビルの緑化〜大川沿いの植樹等々・・無味乾燥とした
大阪の街のあちこちに一貫した思想で“建築”を埋め込み続けているANDOさん・・
いつも、その魅力に打ちのめされっ放しです・・。


・・というわけで、米蔵人おくむらさんでの常設展は現在、「とちのき」(’13年作)に未発表の新作絵画&小品
を展示した新企画・ざる画廊のコンビネーションで開催中です!宜しければ是非!ご高覧下さい。

2013.11.17
★雨が過ぎてやって来たワンランク上の寒さにすっかり、冬のにほひ・・
となってしまった今日この頃の大阪地方。何するにせよシンシンと
付きまとう冷え、が辛いところではありますが、みなさま、元気で
日々励まれておられる事と思います!

私の方は、やっぱり到来した毎度の冬の風物詩、寒風による
手肌のヒビ、パックリ割れ・・にリップクリームを塗りこみながら
半泣きで出動、勤務、任務etc・・勤しんでおる毎日であります。

また我が家では、いい加減ホットカーペットだけじゃ朝晩の冷え込み
に対応来まへん・・と早くもガスストーブを登場させて“ボっ!”と点火、
ヤカン乗せて加湿しつつ、そのオレンジの温もりに心底・・助けられております。

晩の食卓では、先日、今季初となる白菜キムチを買って来ました。
(白菜の糖度の具合等からも、やっぱり冬の方が断然美味しいですね。
最近は、豆腐の塩糀漬けの上に乗せて食ってます。“発酵ON発酵”
のダブル・ファンタジーです・・。)これで冬の腸トレかまして、風邪等
ひかん様頑張って行きたいです・・!



追伸: 先日、米屋のおくむらさんに連れられて、岡山県は真庭市のお米生産者
の方のところへパッケージ画の取材に行って参りました・・!

・・中国道〜米子自動車道、と幾つものトンネルを暗がり〜光・・と抜ける度に進む
紅葉〜どんどん露になって行く、葉が落ちた樹木の、細やかな造形が、高速道路の
アスファルトに伸ばす影、の繊細な線の連なり・・をすり抜けて、湯原インターチェンジ
と経て、辿り着いた蒜山、下和の農場・・。

初めて会う生産者の方とご挨拶・・!〜短い滞在時間の中、初対面とは思えぬ
親しみやすさで、ご自宅〜あの厳しいJASの規格をクリアされている農場、イカした
チューニングが施された各種農機具〜ワンちゃん、平飼いのボーボー鳴いてるニワトリ達・・
〜周辺散策〜圃場、と案内して下さって大変有意義な時間を過ごさせて頂きました・・!!

しん・・とした山間の空気、水路を流れる水の美しさ・・軒先に干された大根や柿の風景・・と
全て印象深かったですが、ご自宅、母屋の古く真っ黒な太い柱に梁、東側に配された神棚、
仏壇のお部屋、細い注連縄、地元、中和神社のお札が醸す雰囲気・・は何とも興奮・・!致しました。

そして、案内して下さった中和神社(“ちゅうか”と読みます)・・の、5本の大杉(・・すごいタッパでした!
20mはあるでしょうか・・うしろの森よりも優に突き抜けてました・・!)を背にした鳥居〜拝殿・本殿の
並びのインパクトは素晴らしく、国宝や重要文化財といった、ともすれば、いわゆるブランド的な
肩書きを持たない社でありながらも突き抜けた魅力に“ぐおっ”と燃えました!(・・社殿足元から
見上げた大杉のふっとい幹、枝に射す午後の光、濃い杉の葉の緑と影の迫力はとても豊かで
濃厚でした・・!!また、参拝時、拝殿内に流れ星?の様な写真が飾られておりましたので、
宮司さんに尋ねたところ、何故かあの“小惑星探査機はやぶさ”の写真で、何でも、エンジンの
故障で地球への帰還が危ぶまれていた際、唯一機能していた“中和機”の無事を祈願する為、
当時、プロジェクトマネージャーを務めていたJAXAの川口教授が、読みは違いますが
同じ名を持つ中和神社に、まさに最後の神頼みでポケットマネーで参拝に訪れたそうです。
・・JAXAの開発者の方々の凄い熱意とハートに何とも熱いものがこみ上げました・・。)

〜農場一体の水路を流れる透き通った水の源流、山手の不動滝へと案内して下さり、その巨大な
花崗岩(・・蒜山一帯はかつては海で、蒜山火山群の噴出、大山火山の噴火によって現在の地形
がつくられたといいます・・)のマグマな表情はだいぶ恐怖な迫力でいまだに凄い磁力のようなもの
を発しておるように見受けられました・・。湿った落ち葉と沢の水の粒々が感じられる空気の中歩む
滝への途中、苔むした岩の手前に小さな祠とお不動さまが祀られていて、その近寄り難いながらも
聖域な魅力・・はとても印象深かったです・・。

〜最後は、麦が植えられた休耕田(・・収穫は6月とのこと。その後は蕎麦を育てられるそうです)
を案内して下さり、その手入れが行き届いた畦と田の几帳面な美しさを、沈む夕日の中眺めながら、
山からの綺麗な水が流れる土地柄、生産者の方の心意気・・と全て美味しいお米には理由がある
のだと改めて感じ入りました・・。


追伸2: ここではあまり書けませんが、山ふぐ料理のお話も興味深かったです・・。日本各地、それぞれ、
その土地ならではの個性、魅力は何ものにも変え難い興奮!輝き!があるなぁ・・とつくづく感じました。

また、道中、ひそかに楽しみにしていた生産者の方との昼食は、渋滞の為、やむなく途中の勝央SA
で摂る事となり、津山の郷土料理だという“そずり鍋”なる鍋定食を頂きました。何でも牛スジ肉を削った
ものに沢山の白菜、ニンジン、大根、焼き豆腐、きのこ類、がカツオ?出汁で煮られてました。SAながら
思いの外、野菜たっぷり、自然な味で美味かったっす・・!


・・というわけで、米蔵人おくむらさんでの常設展は現在、「とちのき」(’13年作)に未発表の新作絵画&小品
を展示した新企画・ざる画廊のコンビネーションで開催中です!宜しければ是非!ご高覧下さい。

2013.11.24
★まっ暗にシン・・と冷えた朝の、布団からの脱出になかなかの決意
が要求される今日この頃の大阪地方。でありますが、みなさま、社会の
随所でそれぞれ活発に勤しまれている事と思います!

冷たい外の空気は辛くもありますが、いざ活動を始めると清々しくもあります。
“冬はつとめて”・・清少納言の精神であります。

私の方は、相も変わらず際限無く、降り積もって来る容赦ない職務・・に一分の隙も無く
励みまくる職場の先輩方が発する情熱のとばっちり!、と援護!!に尻をばんばん!
叩かれながら半泣きで日銭稼ぎ〜最短ルートでチャリンコ漕いで果物・野菜にタンパク質
を購入、どうにかこうにか健康維持かましながら脳ミソ、に記録された昨日までに観た風景
の音、温度、空気、光と影、におい・・等々の印象・・から発生した“思いつき”の鮮度
が変質・劣化、しいては忘却の彼方・・に消え去ってしまわんうちに貴方に伝えたい・・
とエスキース帳開いてくにゃくにゃと悪あがき、描き記しております・・。この一連の動作
にズレや嘘、捏造が混入してしまうと、感動が薄れることになりますので注意せねばなりません・・。
美味しいものは美味しく食べたい(?)、楽じゃないけど楽しい毎日、であります。


追伸: この間、 真庭市のお米生産者の方のところにお伺いした際、持たせて頂いた
田んぼの除草に勤しみまくったアヒルちゃんの肉!を先日、家で頂きました。

荒く大き目に挽かれたものが冷凍された状態のもので、どうやって食べたら良いか分からず
結局、毎度の味噌汁にニラ、しいたけ〜一緒に頂いた生産者の方が搗かれたお餅と一緒に
入れてみましたところ、冷凍ながらも、しっかりした味に何ともバウンシーな噛み応え
(やっぱり田んぼの中を泳ぎまくっとる運動量からでしょうか・・)、筋肉質な味の濃さが
大変魅力的な美味しさで、蒜山の清浄な水と空気が練りこまれた伸びやかで力のある餅
との相性も素晴らしかったです。手打ちの皮で餃子とかにしても合いそうでした。

また、汁で柔らかくなった餅に金山寺味噌をまびりつかせて食ったら、京都の和菓子、
花びら餅みたいな味がしました。麹と豆と餅のハーモニー・・は菓子と紙一重の美味しさ!
である事をちゃぶ台上の碗の中で知った夜でした・・。

トリコではありませんが、全ての食材、生産者の方の努力に心から感謝!であります・・!!


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を展示した新企画・ざる画廊のコンビネーションで開催中です!宜しければ是非!ご高覧下さい。